楽園アンコウチムは、ソウル式アンコウチムの元祖を自負するソウルの老舗であり、百年企業でもあります。1977年から40年近く同じ場所で営業を続けているアンコウチム専門店です。ナグォンアグチムの創業者は、海岸でアンコウを乾かして調理する馬山式アグチムで調理をするつもりでしたが、ソウルではアンコウを乾燥させる場所がなく、生アンコウの手入れをして作るソウル式アグチムを開発することになりました。ソウル式のアグチムは、次第に人気になり、ナグォンアグチムのメインメニューとして定着しました。家業を引き継いだ2代目の代表は、「ソウル式アグチムの元祖」と「元祖の味」を守るために、常に新鮮な食材の仕入れに最善の努力を尽くしています。毎朝シンノリャンジン(新鷺梁津)市場から生アンコウを仕入れ、調味料は、国産材料のみを使用しています。
チェーン店オープンの話も出ましたが、元祖の味や品質を維持するため話を断るほど伝統を守っていこうとする2代目代表の努力で、ナグォンアグチムは2019年にソウル未来遺産に選ばれ、近現代文化遺産証明書を受け取り伝統的な料理の地位へと上り詰めました。
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