チュソク(秋夕:旧暦8月15日、韓国の中秋)特集!韓国でチュソク(秋夕)に食べる料理とは?
カルビの蒸し物、チャプチェ、サムセク(三色)ナムル、チョン(チヂミ)、シケなど
韓国でチュソク(秋夕)に食べる料理をご紹介します。
韓国のBBQはすでに全世界で有名な料理の一つ!サムギョプサル、モクサル(豚の肩肉)、ヤンニョムガルビ(味付けカルビ)など多くの肉料理がありますが、その中でも甘い味付けでやわらかく煮込んだカルビの蒸し物は、チュソク(秋夕)料理の主人公と言えるでしょう。ですが、カルビの蒸し物は名節の時だけに準備される料理ではなく、日常でもよく食べられる料理です。カルビの蒸し物を一度食べると、やみつきになるのは韓国人だけでなく、世界の人々にも人気の高いメニューです。
色彩り豊かな野菜と肉、コシのあるタンミョン(春雨)が出会った料理。口の中いっぱいに広がる肉の味と野菜の香りを味わいながら、一皿をさっと平らげてしまえば、チュソク(秋夕)なのだと実感がわいてきます。母の手作りの味は、ホウレンソウとニンジン、きのこ、肉、玉ねぎ、練り天など多様な材料をなるだけ入れて、合えると完成するのがチャプチェなのです。チャプチェはプルゴギ、カルビ、ビビンバとともに外国人が好む料理のうちのひとつです。見た目が華やかで品格のある料理として扱われ、とりわけ君主をとりこにした味の料理でもありました。今年のチュソク(秋夕)連休にはチャプチェを食べてみませんか。
お正月、お祝いごと、チュソク(秋夕)のお膳立てに準備される料理。どんな時にも、どんな場所にもよく合うチョン(チヂミ)。小麦粉をはたき、卵液にくぐらせて油でじゅうじゅう焼けば、出来上がり。材料はどんな素材でも作れます。肉を使えばユクジョン(肉のチヂミ)、ホバク(ズッキーニ)を使えばホバクジョン(ズッキーニのチヂミ)、ネギを使えばパジョン(ねぎのチヂミ)など、材料によって名前が変わる分かりやすい料理なのです。この時期は「チョン(チヂミ)のパーティ」と言えるほど、たくさんのチョン(チヂミ)を焼いて食べることで名節の季節感を感じるのでしょう。
象牙色のトラジナムル(桔梗根ナムル)、緑色のシグムチナムル(ホウレンソウナムル)、茶色のコサリナムル(ワラビナムル)。このサムセク(三色)ナムルは名節のお膳に欠かせない料理で、野菜本来の味を生かすために、さっと茹でた後、ごま油と塩で味付けをします。ナムルだけ食べても美味しく、ご飯と一緒に食べるともっと美味しく食べられます。食堂のおかずとして一般的な料理ですが、ナムルは余ったらビビンバとして食べても絶品な料理となります。
名節やお祝い事の時に、食後にデザートのように供される甘くて冷たい飲み物、シケ。普段はチムジルバンで味わうことができます。シケには消化を助ける効果もありとのこと。シケを飲むときは、松の実やナツメ、真っ赤なざくろの実を浮かべて飲むとより風流に味わえるかもしれません。秋の空の下、お気に入りの器で飲むシケは格別の味でしょう。