映画『パラサイト 半地下の家族』に登場して世界的な旋風を巻き起こした「チャパグリ」。もともとはスーパーに必ず並んでいる2種類のインスタントラーメンを混ぜて作った大衆的なメニューだ。「チャパグリ」のようにソウルライト(Seoulite)たちが実際に日常で気軽に楽しむ「K-food」が気になる方々のためにソウルライトの日常体験「スカイピザコース」を準備した。「スカイピザ」は映画『パラサイト 半地下の家族』でギテク(ソン・ガンホ)の家族がピザ箱折りのバイトをするシーンで登場したピザ専門店である。このロケ地を中心にチメク(チキン&ビール)の聖地「ハンガン(漢江)」、新鮮な海産物の天国「ノリャンジン(鷺梁津)水産市場」、味でびっくり、安い価格でまたびっくりの「カップ飯通り」のほか、さまざまなソウルの人気スポットを紹介する。
映画『パラサイト 半地下の家族』でギテクの家族がピザ箱折りのバイトをするシーンが出てくる。映画では「ピザ時代」という店名だが、実際の店の名は「スカイピザ」で、ノリャンジン(鷺梁津)にある。映画に登場したピザ箱や映画撮影当時のポン・ジュノ監督の写真やサインが店内や店の外に飾られていることから、映画『パラサイト 半地下の家族』の撮影当時の雰囲気を味わいたい映画ファンたちが大勢訪ねている。
住所:ソウル特別市トンジャク(銅雀)区ノリャンジンロ6ギル86
利用可能時間:毎日 11:00~23:00(この時間以外は予約が必要)
お問い合わせ:+82-2-822-3082
アクセス:地下鉄1号線(#136)/9号線(#917)ノリャンジン駅6番出口から徒歩10分
ポン・ジュノ監督のもうひとつの代表作と言えば『グエムル-漢江の怪物-』(2006)。実は映画に出てきたグエムル(怪物)が今もなおヨイド・ハンガン(汝矣島・漢江)公園に存在する。映画に登場する謎のクリーチャーをモチーフにした高さ3m、長さ10m、重さ5トンの巨大オブジェが置かれているのだ。怪物の舌がちょうど椅子の形に作られているため、誰でも面白い記念写真が撮れる。
住所:ソウル特別市ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドンロ330 (ウォンヒョ(元暁)大橋付近)
アクセス:地下鉄5号線ヨイナル駅(#527)2番出口から徒歩1分
地上60階、地下3階、高さ249mの「63 SQUARE」はソウル屈指のランドマーク。「63 SQUARE」の展望台に上がるとソウル市内の全域が一望できる。特に夕方に見られる夕焼けや夜景は絶景。
住所:ソウル特別市ヨンドゥンポ(永登浦)区63ロ50
利用可能時間:毎日 10:00~22:00
お問い合わせ:+82-2-789-5663
ウェブサイト: www.63art.co.kr
アクセス:地下鉄5号線ヨイド駅(#526)6番出口、9号線セッカン駅(#916)1番出口で無料シャトルバスに乗車
ソウルの夜景を楽しむ方法はたくさんあるが、一番ロマンチックな方法はなんといっても遊覧船でハンガン(漢江)を横切りながらキラキラと輝くソウルの夜景を眺めることだろう。ソウルの夜景を背景にディナーバイキングを味わったり、音楽の公演や華やかな花火も楽しむことができる。
住所:ソウル特別市ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドドン(汝矣島洞)85-5
利用可能時間:毎日 11:00~21:00
お問い合わせ:+82-2-6291-6900
ウェブサイト: www.elandcruise.com
アクセス:地下鉄5号線ヨイナル駅(#527)3番出口から徒歩10分
ヨイド・ハンガン(汝矣島・漢江)公園とイチョン・ハンガン(二村・漢江)公園一帯には数多くのアート作品が設置されており、これを鑑賞する人々の感性を刺激している。 公式ホームページ で作品マップを確認してから出かけると便利だ。
住所:ヨイド・ハンガン(汝矣島・漢江)公園- ソウル市ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドンロ330
イチョン・ハンガン(二村・漢江)公園 - ソウル市ヨンサン(龍山)区イチョンロ72ギル62
ウェブサイト: hangangartpark.kr
ハンガン(漢江)大橋の中央にある小さな島から自然と音楽が共存する複合文化空間として生まれ変わった「ノドゥルソム(ノドゥル島)」。大衆音楽の公演場であるライブハウス、音楽を聞きながら癒しのひと時が楽しめるミュージックラウンジ、風変りなキュレーションが目を引く書店のほかにもレストランやコンビニなどの施設も整っている。
住所:ソウル特別市ヨンサン(龍山)区ヤンニョンロ445
利用可能時間:内部施設 11:00~22:00、野外及び屋外スペース 24時間開放
お問い合わせ:+82-2-749-4500
ウェブサイト: nodeul.org
アクセス:地下鉄9号線ノドゥル駅(#918)2番出口から徒歩15分
美しいソウルの風景、美味しい料理、冷たいビール、さわやかな川風を同時に楽しめる方法がある。それはハンガン(漢江)からデリバリーで注文する方法。チキンはもちろん、ジャージャー麺、ピザ、豚足、サムギョプサルなどいろんな料理が注文できる。場所を説明したり、配達員と行き違うことを心配する必要もない。なぜなら料理を注文した人と配達員が会うための「配達ゾーン」があるからだ。料理を注文した後、配達ゾーンから持って来るだけでいい。ハンガン(漢江)公園内には5か所の配達ゾーンがあるので、あらかじめ検索して確認しておこう。(トゥクソム・ハンガン(漢江)公園2か所、ヨイド・ハンガン(汝矣島・漢江)公園3か所)。
住所:ヨイド・ハンガン(汝矣島・漢江)公園 - ソウル特別市ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドンロ330
トゥクソム・ハンガン(漢江)公園 - ソウル特別市クァンジン(広津)区カンビョンブクロ139
塾や予備校が密集している塾街としてよく知られているノリャンジン(鷺梁津)には学生たちの愛する屋台フードが豊富だ。なかでもノリャンジン(鷺梁津)で最近人気のメニューは「カップ飯」。カップ飯はご飯の上にキムチ、ハム、豚カツ、野菜など各種トッピングとソースをのせてカップに盛って食べる最近韓国で流行りのグルメだ。一食3000ウォン~5000ウォン程度の比較的安い価格なのに味は満足、量はさらに大満足できる。カップ飯を売る屋台が密集している「カップ飯通り」にはカップ飯のほかにもフォー、ステーキ、ワッフルなど数十種類の食べ物が低価格で味わえる。ここなら食事はもちろんデザート、ドリンクまで1万ウォンあればOKだ。
住所:ソウル特別市トンジャク(銅雀)区ノリャンジンロ178
利用可能時間:店によって異なる
アクセス: 地下鉄1号線(#136)/9号線(#917)ノリャンジン駅3番出口から徒歩5分
「ミシュランガイド2020」に選定されたグルメスポット。韓牛と豚肉を使ったスープと注文直後に生地を練って作るそばの麺の調和が逸品だ。あっさりしていてまろやかな味の冷麺が好みの方におすすめできる。
住所:ソウル特別市ヨンドゥンポ(永登浦)区ククェデロ76ギル10
利用可能時間:日~金曜日 11:00~21:30、ブレイクタイム 15:00~17:00、土曜日は休み
お問い合わせ:+82-2-2683-2615
ウェブサイト: junginmyeonok.modoo.at
アクセス:地下鉄9号線(#914)ククェウィサダン駅1番出口から徒歩8分
朝鮮時代の士大夫(支配階級)の家で食した高級な韓国料理を提供する韓国料理専門店「コッカン」。メインメニューを選べば韓国料理をバイキングのように自由に選んで食べられる。料理の味も逸品であるが、レストランから眺めるソウル市内の全景が実に美しく、食事の間に目も口も楽しませてくれる。窓際の席に座りたいなら事前に予約して行くことをおすすめする。
住所:ソウル特別市ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイデロ24、全経連ビルディング50階
利用可能時間:毎日 11:00~22:00、ブレイクタイム 15:00~17:00
お問い合わせ:+82-2-2055-4441
ウェブサイト: www.theskyfarm.co.kr
アクセス:地下鉄5号線(#526)/9号線(#915)ヨイド駅2番出口から徒歩7分
ソウル最大の室内水産市場であり、新鮮な海産物を1日24時間、1年365日販売している「ノリャンジン(鷺梁津)水産市場」。刺身だけでなくタラバガニやズワイガニなどのさまざまな海産物をリーズナブルな価格で購入できる。また買った海産物を持って市場内の食堂街に行くと、お手頃料金で購入した海産物の下ごしらえや調理をしてもらえるためその場で食べることもでき、定番のおかずなども一緒に提供してくれる。ドリンクや酒類も食堂で買って飲むことができる。
住所:ソウル特別市トンジャク(銅雀)区ノドゥルロ674
利用可能時間:毎日 00:00~24:00
お問い合わせ:+82-2-2254-8000
ウェブサイト: www.susansijang.co.kr
アクセス:地下鉄1号線(#136)/9号線(#917)ノリャンジン駅6番出口から徒歩6分
ヨイド(汝矣島)IFCモールはショッピングだけでなく外食・映画・展示会なども同じ建物で楽しめるの複合ショッピング文化空間。地下鉄5号線または9号線のヨイド駅と通路で連携されているので移動も便利で探しやすい。
住所:ソウル特別市ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドドン(汝矣島洞)ククチェグミュンロ10
利用可能時間:毎日 10:00~22:00
お問い合わせ:+82-2-6137-5000
ウェブサイト: www.ifcmallseoul.com
アクセス:地下鉄5号線(#526)/9号線(#915)ヨイド駅3番出口から徒歩8分
ソウルの人気観光スポットを文化観光解説ボランティアと共に歩きながら各スポットに秘められた物語などを聞くことができるプログラムだ。32のコースがあり、ソウル徒歩解説観光ホームページ dobo.visitseoul.net で事前に予約すれば誰でも利用できる。利用料金は無料だ。
ハンガン(漢江)沿いの道を歩きながら自分自身と対話ができる「ハンガン(漢江)巡礼路コース」。このコースはマポ(麻浦)グルメ通りから出発してチョルドゥサン(切頭山)殉教聖地を過ぎてヤンファジン(楊花津)外国人宣教師霊園につながる道を歩く。チョルドゥサン(切頭山)殉教聖地は1866年に起こった丙寅教獄で大勢のカトリック信者が殉教した聖地として知られている。ヤンファジン(楊花津)外国人宣教師霊園にはヨンセ(延世)大学の前身であるヨンヒ(延禧)専門学校を建てたH.G.アンダーウッド氏や独立運動家のホーマー・B・ハルバート博士など、韓国に愛情を持っていた宣教師たちが眠っている。
▶ ハンガン(漢江)巡礼路: Click Here
※ この情報は2020年5月に作成されたもので、今後内容が変更される場合があります。訪ねる前に必ずご確認ください。
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