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8年ぶりに正規のアルバムを発売した韓流スターBIGBANGの新曲「FXXK IT」のミュージックビデオには「ジヨン社」、「テヤン(太陽)実業)」、「テソン(大成)食堂)」など、各メンバーの名前を入れたハングルで書かれた看板が登場します。撮影に向けて制作したものではなく、すべて実際に存在する場所というのが面白いところ。ミュージックビデオに登場するこの場所があるこの町は、ソンドン区にあるソンスドン(聖水洞)。倉庫や工場が多かったこの地域は、最近オシャレ感覚あふれるカフェやレストラン、バーたちが集まる注目のエリアになりました。 古い建物を上手く利用して個的で独創性に富んだ町として変貌したソンスドン(聖水洞)の旬なスポットをご紹介します。

コース1

タフな魅力が洗練された感性で変化する街

ソンスドン(聖水洞)は1960年以降、靴工場や自動車整備所、精米所などが入ってきて、ここの１つの工業地域を形成させていきました。「FXXK IT」のミュージックビデオの中でも、どこか懐かしい感じがするような、それでいて斬新で新しい世界を見ているような雰囲気が漂うのは、ここを背景にしてからこそ可能だったのかもしれません。靴の付属品を販売する「ジヨン社」、様々なジャンルのロープなどを製造する「テヤン(太陽)実業)」、韓国料理屋「テソン(大成)食堂)」、そして中華料理店「スンリウォン(勝利園)」、いずれも現在、実際にソンスドン(聖水洞)に位置しています。この町には2014年から60ヶ所以上のカフェが開店し、ファッションデザイナーと芸術家たちが制作拠点としての作業室をオープンし、さまざまなジャンルの、若い感性の息吹が漂うイキイキとしたエネルギッシュいっぱいホットプレイスとしての位置を確立しています。

コース2

精米所からカフェに変身した代表的な空間、テリム倉庫

 

1970年代初めに精米所として利用され、1990年代には倉庫として使用されていました。 従来の倉庫の特徴的なスタイルである赤いレンガの外観と枠組みはそのまま上手く利用して、2016年にギャラリー兼カフェとして誕生しました。倉庫ならではの大きくて重厚な扉を押すと、エントランスには設置美術家ヤン・チョンウクの巨大な作品が目を引きます。高い天井にぴったりの豪華なインテリアはゴージャス感たっぷり。フロアはとても広々としていて、いつも人々で賑わっています。半透明のプラスチック材料を使用した天井を通じて日中はたっぷりと陽射しが入って温かい雰囲気になり、いたるところに植えたグリーンの木々はまるで絵画作品のような風景を作り出しています。数ヶ月ごとにアーティストを替えて設置作品と絵画、工芸品などが展示されたりするほか、週末は１人10,000ウォンの入場料(ドリンク付)となります。

 

 

コース3

印刷所からカフェ兼文化空間へ。タフさと心地良さが共存する空間、ZAGMACHI

貨物トラックの汽笛や、街を忙しく行きかう商人の足音など、遥か昔のソンスドン(聖水洞)の雰囲気を感じられるような場所にあり、内部にはソンスドン(聖水洞)の昨日と今日がバランスよく盛り込まれている空間です。今でも十分使えそうなノスタルジックで素敵な戸棚は、かつて印刷所で実際に使用したもの。赤や青のテーブルと椅子はオーナー自らが作って、地元のソンスドン(聖水洞)の自動車塗装工場で塗って出来上がりました。今風のスタイリッシュな雰囲気だけ感じられるわけではない、フロアのあちこちに季節の草花が装飾されており、温かい雰囲気と居心地の良さを与えてくれます。広くて快適な座席があり、長い間ノートパソコンで作業をしたり、本を読んだりするのにも最適な空間です。

※ 本記事は2017年4月に作成されたものです。今後、情報が変わる場合がありますので、ご訪問の前にご確認ください。