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「応答せよ1988」は前作「応答せよ1997」、「1994」シリーズに続くtvNの人気シリーズで、サンムンドン(双門洞)に集まって住む幼なじみドクソン、ジョンファン、テク、ソンウ、ドンリョンとその家族たちの強い絆と愛、友情を描いています。他のドラマにあるような刺激的な素材はないが、人間味溢れる感動コードで涙腺を刺激するかと思えば、直ぐに笑いを誘われることでしょう。
  

コース１. 今にでもドクソンが出て来そうな町、サンムンドン(双門洞)

「応答せよ1988」の同じ年の幼馴染たち、ドクソンとジョンファン、テク、ソンウ、ドンリョンはサンムンドン(双門洞)の住宅街の垣根越しに住む仲。劇中のドクソンは「サンムン(双門)女子高」に、男の主人公たちは「サンムン(双門)高校」に通っていますが、実際にサンムンドン(双門洞)の名前を取った学校は「サンムン小学校」が唯一の学校。ドラマの中の路地風景や通学バスの路線などから推測すると、この二つの学校の実際のモデルはチョンイ(正義)女子高校とソンドク(宣德)高校と推定されます。

サンムン駅4番出口でチョンイ(正義)女子高に向かう路地では今にでも「応答せよ1988」の主人公らに遭遇しそうな見慣れた住宅街が現れます。長い歳月がにじみ出る洗濯所・薬局、赤レンガのこぢんまりとした住宅が集まっている風景が子どもの頃の郷愁を呼び起こすでしょう。

「今日、ブラジルトッポッキ行こうか?」

劇中のドクソンと友達の対話によく登場する場所、ブラジルトッポッキ。少し奇妙な名前を持つこの店は1990年代後半まで実在したところで、当時チョンイ(正義)女子高の前にあった有名な粉食店だったとのこと。
 


2016年現在、ブラジルトッポッキはもうありませんが、チョンイ(正義)女子高前右側狭い路地を通ると、長い間店を構えているような粉食屋たちが集まっています。ここの粉食屋共通の独特なメニューが一つありますが、他ならぬ「チーズご飯」。 海苔をふりかけたチャーハンの上にモッツァレラチーズをのせたもので、値段も安く、近くの学生たちに人気とのこと。安い価格はもちろん、学生時代を思わせるその味があります。


   

コース２. サンムンドン(双門洞)の真の土地っ子ドゥリを探して

実は「応答せよ1988」の前にサンムンドン(双門洞)を広く知らせたのは、キム・スジョン作家の漫画「赤ちゃん恐竜ドゥリ」でした。漫画雑誌「宝島」で1983年から10年間連載された後、アニメーションにも製作された「ドゥリ」は1980年代に幼年期を過ごした人たちには最高の人気キャラクターでした。

チーズご飯で簡単に腹ごしらえができたら、消化を兼ねてドゥリに関する全てが集まっている「ドゥリミュージアム」に行ってみよう。2015年7月にオープンしたドゥリミュージアムは大人も童心に戻れるようにドゥリを活用した多様な展示コンテンツが準備されています。ドゥリと一緒に写真を撮ったり、歌も歌うことができ、キム・スジョン作家の漫画製作過程も見ることができます。また、子ども図書館が設けられており、展示を観覧した後、絵本と漫画も読めます。

ドゥリミュージアムを観覧した後はドゥリ公園を通って北漢山の道に向かったり、トボン(道峰)区を横切るウイチョン(牛耳川)への散歩ができます。ドゥリミュージアムからサンムン(双門)1洞住民センター方向に15分ほど下りて来ると、ドゥリが初めて発見されたというウイチョン(牛耳川)(スユギョ(水踰橋)近く)が現れます。スユギョ(水踰橋)を起点に約150mにわたって、ドゥリの壁画が造成されていますが、原作者であるキム・スジョン作家が壁画の草案を描いた後、トクソン(徳成)大学の在学生・専門家70人余りが手を合わせて、一緒に描いたそう。チュンナンチョン(中浪川)の支流のうち最も規模が大きいウイチョン(牛耳川)は長さが約8キロに及ぶが、ドゥリ壁画はもちろん、季節ごとに咲く野花を背景にゆっくりと散歩すると良いでしょう。