チョンミョ(宗廟)とチャンギョングン(昌慶宮)は、ソウルの都心の中で朝鮮王朝時代の悠久の歴史を感じられる場所であり、世界文化遺産にも指定されている韓国の由緒ある歴史的建築物を堪能できる歴史観光スポットです。朝鮮王朝時代に建てられた美しい姿をそのまま保ち続けているチョンミョ(宗廟)とチャンギョングン(昌慶宮)をご紹介します。また、チョンミョ(宗廟)からチャンギョングン(昌慶宮)まで続く石垣道が2019年の12月までには完成する予定なので、2019年の冬は是非、真っ白な雪が降り積もる石垣道のロマンチックな雰囲気を満喫しましょう!
チョンミョ(宗廟)は、朝鮮王朝の歴代の王と王妃の位牌を安置し、王室の祖先祭祀を執り行っていた儒教の祠堂で、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。華やかな他の宮殿とは異なり、チョンミョ(宗廟)には神聖かつ荘厳な雰囲気が漂い、韓国の伝統的な建築美を見ることができます。また建物の内部には昔、執り行われていた祖先祭祀の様子も伺えるので、韓国の歴史や文化に関心があるならぜひ一度チョンミョ(宗廟)を訪ねてみましょう。またチョンミョ(宗廟)には文化財専門のガイドがいて4か国語のガイドサービスを行っています。言語によって観覧時間が異なるので、ガイドサービスを希望するなら前もって時間を調べておきましょう!それだけでなく、毎週土曜日、毎月最終水曜日、旧正月・秋夕(旧暦8月15日)及び祝日には自由観覧もできます。
生い茂った木々と草花が飾る広く快適な「チョンミョ(宗廟)広場公園」は市民らの散歩や憩いの場として親しまれている場所です。公園内には朝鮮王朝時代の歴代の王達がチョンミョ(宗廟)を行き来する時に休んで水を飲んだと伝えられる「オジョン(御井)」があります。この「オジョン(御井)」は、ソウル市有形文化財に登録されていて、ソウル4大門に保存された唯一の井戸だそうなので、公園で散歩した後にはこの井戸にも立ち寄ってみましょう。
ソウル市に所在する5大宮殿のひとつであるチャンギョングン(昌慶宮)は、朝鮮王朝時代の王であったソンジョン(成宗)が、先王の王妃たちが暮らす住居として正宮の東側に建てた離宮です。 文禄・慶長の役の時に危うく焼失するところでしたが、長年の復元工事を経て現在の由緒ある建築美と文化遺産としての趣を取り戻しました。現在はキョンボックン(景福宮)やチャンドッグン(昌徳宮)のように夜間観覧もでき、雰囲気をよりロマンチックに演出する朝鮮の提灯・青紗灯籠も無料でレンタルできるので、夜のライトアップされた美しいチャンギョングン(昌慶宮)を鑑賞しに出かけましょう。
チャンギョングン(昌慶宮)の内部には宮殿の一部を成す見事な建物がたくさんあります。ミョンジョンジョン(明政殿)はかつて朝賀の儀式や外国使臣を迎える公式的な行事などが主に行われる場所でした。また「日差しの暖かい春」という意味のキョンチュンジョン(景春殿)はチャンギョングン(昌慶宮)の内側にて大妃や王妃などが生活するための御所で、朝鮮の歴代王達が生まれた場所です。さらに、王妃の寝殿であったトンミョンジョン(通明殿)は優雅ながらも華やかな韓国の建築美が感じられ、内殿を代表する建物と言えます。この他にもチャンギョングン(昌慶宮)内には見どころが多くあるので、2019年の冬はチャンギョングン(昌慶宮)で朝鮮王朝時代の深い歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
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