(出典:文化財庁)
フンミンジョンウム(訓民正音)の解例本は、ユネスコ登録の韓国記録遺産です。この本は、韓国の文字がどのような原則によって創製されたかが詳細に説明されていて、これは世界中の独自文字を持つ国のうち、韓国が唯一です。解例本は、セジョン(世宗)が直接序文を書いて臣下に文字の説明を書かせたそうです。
フンミンジョンウム(訓民正音)解例本は、1940年に世の中に登場しました。
1940年代は、日本統治がピークに達していた時代です。当時、解例本の価値を知ったカンソン(澗松)チョン・ヒョンピル(全鎣弼)は、当時瓦屋根の家10軒分の値段の1万ウォンで解例本を買い取り、ようやく世に知られるようになりました。カンソン(澗松)チョン・ヒョンピル(全鎣弼)は、全財産を投げ打って日本に密輸される多くの韓国の文化財を守ったことでも有名です。現在、解例本は国宝第70号で、ソウル市ソンブク(城北)区のカンソン(澗松)美術館に所蔵されています。
国立ハングル博物館は、韓国の文化遺産であるハングルをテーマに2014年にオープンした博物館です。ハングルの創製と原理、ハングルが日常生活に溶け込み、各分野に拡大され、1894年朝鮮の公式文字として宣言されるまでの 過程を見ることができます。
それだけでなく、ハングルに関する様々な展示も行われています。ハングルを直接学んでみたいという観光の方のための体験学習ハングル学び舎もあるので、ぜひ一度訪問してみてください。
10月9日、今年で第573回を迎えるハングルの日は、現在のハングル「フンミンジョンウム(訓民正音)」が創製され、世に出てきたことを記念する日です。ハングルの日は、1926年旧暦9月29日が祝日に制定されましたが、1991年以降休日は産業発展の妨げになるという理由で、祝日から除外されました。しかし、2013年から再び韓国の法定祝日に再び指定され、現在まで続いています。