ソウルを走る市内バスに乗り窓から外を見てみれば、様々な人々が行き交い、在来市場では忙しそうに、また山水画で見たかのような奇峰を抱えた山が目の前に広がっていたりと、地下鉄では見ることが出来ない生き生きとした風景を見ることができるでしょう。カンブク(江北)エリアとカンナム(江南)エリアを繋ぐハンガン(漢江)を渡す パンポデギョ(盤浦大橋) を通り、エリアごとに違ったソウルの顔を見ることができる143番バスで行けるおすすめスポットをご紹介します。
1396年に現在のソウルであるハニャン(漢陽)を囲むネササン(内四山: ブガッサン(北岳山 ) ・ ナクサン(駱山 ) ・ ナムサン(南山 ) ・ イヌァンサン(仁王山) をつなぐ城壁、 ソウルハニャン(漢陽)都城 が築かれました。ソウルを囲む18.6kmの都城で、都城道に沿って歩くとソウル市内が見渡せます。
住所: ソウル市ソンブク(城北)区サムソンドン1ガ(三仙洞1街)一帯
→ 停留所:ヘファドン(恵化洞)ロータリーで降り、ドンソン(東星)中学校、ヘファドン(恵化洞)聖堂側に向かって横断歩道を渡り、左手を直進する。右側に都城入り口(ナクサン(駱山)入口)がある。
正宮の役割を担う キョンボックン(景福宮 ) から東側に位置している チャンドックン(昌徳宮) は、約270年間、朝鮮王朝期の法宮(ポプグン:国王が居住し、国事を行っていた宮)として使われただけでなく、朝鮮王朝時代の宮殿の中で国王達が最も長く居住していた宮殿でもあります。また自然の美しさを活かした後苑はチャンドックン(昌徳宮)全体の60%を占める規模の庭園です。
住所: ソウル市チョンノ(鐘路)区サジクロ161 (世宗路)
→ 停留所:チャンドックン(昌徳宮)
シンプル且つ端麗な チョンミョ(宗廟 ) の建物は、16世紀以降から現在まで、その原型をしっかり留めたまま保存されている霊廟。600年間継承され、毎年5月に開かれる「 宗廟祭礼 」 と祭礼の時に使われた音楽の「チョンミョ(宗廟)祭礼楽」はそれぞれユネスコ無形文化遺産にもそれぞれ指定されています。毎週土曜日と毎月最終水曜日は自由観覧、それ以外は文化財解説者と一緒に制限観覧を実施しています。
住所: ソウル市チョンノ(鐘路)区チョンロ157 (薫井洞)
→ 停留所:チョンノ4街、チョンミョ(宗廟)
韓国銀行本館の建物は、ソウルでは稀にみる20世紀近代建築物として史跡280号に指定されて現在も保存されています。1945年には火災と韓国戦争(朝鮮戦争)によって大きなダメージを受けましたが1989年に復元され、2001年からは 貨幣金融博物館 として韓国貨幣の変遷史を知ることができるスポットとして、多くの人々が訪れています。
住所: ソウル市チュン(中)区ナムデムンロ39 (南大門路3街)
→ 停留所:シンセゲ(新世界)前で降りると韓国銀行本館が見える。
ギョンリダンギル (経理団ギル:「ギル」は「~通り」という意味)の由来は「陸軍中央経理団」という部隊が通りに位置していたことから、いつからか人々がそう呼ぶようになったそうです。 イテウォン(梨泰院) 近くの外国人が多く居住している地域でもある故か通りも世界各国から集まった人が作った通りのように異国情緒たっぷり。ソウルの中にいながら、更に海外旅行をしているような錯覚に。目新しいグルメも次々と生まれるスポットでもあります。
→ 停留所:ヘバンチョン(解放村)で降りて地下横断歩道を利用。
セントラルシティ はアクセスしやすい多目的複合空間で、国際空港を結ぶ地下鉄9号線をはじめ、地下鉄3号線と7号線が重なる場所でもあります。一日に50万人を越える人々が集まるこの場所ではデパート、グルメ、レジャー、映画、ホテル、公共施設などの全てを備えていて便利に利用できます。
住所: ソウル市ソチョ(瑞草)区シンバンポロ176 (盤浦洞)
→ 停留所:高速バスターミナル
韓国文化の家 は韓国文化保護財団が運営する韓国の伝統文化体験施設です。伝統公演の鑑賞や伝統文化の体験など、韓国文化をより身近に楽しく体験できる多彩なプログラムが設けられています。
住所: ソウル市カンナム(江南)区テヘランロ92ギル12-9 (大峙洞)
→ 停留所:サムソン(三成)駅で降り、デミョン(大明)中学校の向かいのブロックにある。
#市内バス #宗廟 #韓国文化の家 KOUS #セントラルシティ #ソウル漢陽都城 #ギョンリダンギル #韓国銀行 #昌徳宮