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第1話で次元や空間をワープしてきた大韓帝国の皇帝イ・ゴン(李袞/イ・ミンホ)は、韓国の刑事チョン・テウル(鄭太乙/キム・ゴウン)に出会う。2人の主人公が運命的な出会いを果たした場所は、600年間、首都ソウルの中心地として君臨してきたクァンファムン(光化門)広場である。キョンボックン(景福宮)の前にまっすく延びているセジョンロ一帯の華やかで神秘的な夜景を背景に2人の主人公が見つめ合うシーンは、視聴者にとっても強烈な印象を与えた。ここでは、イ・スンシン(李舜臣)将軍とセジョン(世宗)大王の銅像をはじめ、地下の文化スペースであるヘチマダンや各種利便施設を備えている。広場に立ってみると、キョンボックン(景福宮)とプガクサン(北岳山)、高層ビル等が作り上げている輪郭線が、過去と現代の次元が共存するダイナミックなソウルのイメージを象徴している。キョンボックン(景福宮)やナムデムン(南大門)市場、インサドン(仁寺洞)などのソウル都心ツアーの出発点ともいえる。

第4話でチョン・テウルとカン・シンジェが赤い財布を盗んだ者を呼び出して対面した場所だ。セジョン(世宗)文化会館の裏側に設けられたミニサイズの公園で、もとは駐車場だったスペースに様々な彫刻作品を設置して「芸術の庭園」に生まれ変わった。いろんな種類の花と木が植えられており、都心の中でも季節の変わりや自然の余裕を満喫できる。ベンチなどの休憩施設も備えており、近所のサラリーマンや旅行客達にも休憩や待ち合わせの場所として人気だ。ドラマに登場したS字型オブジェの近くにはカフェテリアもあり、お茶や飲み物を飲みながらおしゃべりができる。公園の周辺ではいろんなメニューの飲食店も揃っており、グルメで世界旅行気分を味わうこともできる。

第3話でイ・ゴンとチョン・テウル、カン・シンジェ(姜薪栽/キム・ギョンナム)が一緒に食事した韓国料理レストラン。ドラマの中でもキングがこの店を訪れたが、2019年5月にムン・ジェイン(文在寅)大統領も参謀等とともにここを訪れたことがある。強火でじっくりと長い時間をかけて煮込んだスープはさっぱりしていながらも深い味わいがある。コムタンの肉も牛頭肉特有の歯ごたえとともに旨みがあることが特徴的だ。コムタンと牛の膝軟骨スープ、ゆで肉料理の専門店で、スケトウダラ焼きや海鮮とねぎのチヂミも楽しめる。近所のサラリーマンの間では、美味しいお店として評判が高い。サムチョン(三清)公園の入口に位置して、プクチョン・ハノンマウル(北村韓屋村)を訪れる観光客も気軽においしい食事が楽しめる。

第2話でイ・ゴンは未知のパラレルワールドの大韓民国を徘徊していたところ、御真(王の肖像)展示会のポスターを目にして考え込んでしまう。ポスターが掲げられてた建物は、韓国銀行貨幣博物館である。20世紀初頭の近代建築様式を感じることができるルネサンス建築様式の石造建物だ。元々は中央銀行である韓国銀行本店として使われていたが、2001年、韓国銀行創立50周年を迎えて貨幣博物館として開館した。韓国銀行が保有している韓国内外の珍しい貨幣約2万点と国際標準のインゴットを見ることができる。貨幣の製造過程、お金と国の経済などの説明資料もグラフィックパネルで見ることができる。韓国人のみならず、外国人にも開放されているが、現在は「新型コロナウイルス感染症」により、予約訪問のみ受け付けている。ミョンドン(明洞)やナムデムン(南大門)市場、ウルチロ(乙支路)などのソウル市内の主要観光地とも近い。