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ナムサン(南山)ソウルタワーの立つナムサン(南山)頂上の広場には黒い石で作られた5つの煙突があります。これは、ソウル市記念物14号にも指定されているナムサン(南山)烽火台。その昔、昼は煙を夜は火炎を上げて通信手段として使われていたところです。ここでは、烽火の再現儀式が行われています。
儀式は月曜日を除く毎日正午を前後して開かれています。正午約30分前から烽火台を警護する守衛儀式と烽火台周辺を巡察する巡察儀式で始まります。正午近くになると烽火儀式を知らせるポンスグン(烽燧軍:烽火を担当する軍)によるラッパとほら貝の音が鳴り響き、チョンノ(鐘路)のポシンガク(普信閣)で鳴らされる12回の鐘の音を聞いてから、はじめて煙を上げます。再現儀式では原則に従い平時を意味する1つの烽火だけが上げられます。
儀式の終わりには、ポンスグン(烽燧軍)との写真撮影の時間も設けられています。また、伝統衣装試着体験のコーナーもあり、儀式とあわせて楽しむこともできます。
ナムサン(南山)烽火台の歴史は朝鮮王朝初期に遡ります。朝鮮王朝を建国したテジョ(太祖)は1394年ハニャン(漢陽:現在のソウル)に首都を定め南山に烽火台を設置しました。全国の烽火から最終的に伝達される中央烽火台として重要な役割を果たしたところです。5つの烽火台がありますが、烽火の信号はその数で意味が異なります。平時は1つ、敵の出現は2つ、敵の境界接近が3つ、敵の侵入は4つ、戦闘中は5つに煙や火炎を上げ情報を伝達していました。朝鮮王朝時代には全国に673の烽火があり、何が起こっても1日でソウルのナムサン(南山)烽火台まで信号が伝えられたと言われています。
ナムサン(南山)にはもともと異なる五ヶ所に烽火台があり、ナムサン(南山)烽火台はそのうちの一つを1993年に復元されたものです。ナムサン(南山)烽火台は1895年まで使われていました。