春の花が散り終わり、緑豊かな新緑が美しい5月になりました。暖かくなってきた天気とともに季節の女王と呼ばれる5月を迎える準備はできています。あとは、素敵な季節を楽しむだけ。この時期にちょうど良いソウルの名所にお出かけしてみませんか。
昔から韓国ソウルの中心地であったチョンノ(鐘路)は、時間が経つにつれ、伝統や現代、未来がすべて共存する街に変わりつつあります。長い歴史をもつ伝統的町並みや高層ビルが調和し、古い街に若い感覚を取り入れることで、魅力あふれる地域になっています。中でもプガクサン(北岳山)を背景に建つ韓国大統領府、チョンワデ(青瓦台)一帯は、美しい景観とともに魅力的なスポットとして有名です。まもなく一般公開されるチョンワデ(青瓦台)周辺の名所とグルメを探している方にぴったりなおすすめスポットをご紹介します。
韓国の大統領府、チョンワデ(青瓦台)が74年ぶりに全面開放されます。チョンワデ(青瓦台)は、1948年の大韓民国の建国以来、大統領官邸として使われてきました。大統領が居住しながら執務を行う庁舎であったチョンワデ(青瓦台)は、以前も一部を一般市民に公開していましたが、5月の新政権発足を機に全面開放されることになりました。
5月10日、韓国では、第20代大統領の就任とともにチョンワデ(青瓦台)が全面開放されました。そのニュースを聞いた多くの人々は、期待に満ちた気持ちで早朝からチョンワデ(青瓦台)のチュンチュムン(春秋門)の前に押し寄せました。今回の開放で、プガクサンの新しい登山路が公開されたためです。今回新しく開放された区間は、チョンワデ(青瓦台)西側のチルグン(七宮)の裏道と東側のチュンチュグァン(春秋館)の裏道で、チョンワデ(青瓦台)を中心に東側と西側からそれぞれ始まる登山路は、ペガクジョン(白岳亭)を起点に合流します。チョンワデ(青瓦台)の開放によってプガクサンも全面開放され、これから訪問客は、生態系がよく保全された登山路で休息や散歩などを楽しむことができます。また、プガクサンからソウル城郭、スクジョンムン(粛靖門)、チョンワデ(青瓦台)、キョンボックン(景福宮)、クァンファムン(光化門)に続くハニャン(漢陽)都心軸が復元され、新しいルートでソウルの歴史を学ぶことができます。
一方、チョンワデ(青瓦台)やキョンボックン、プガクサン一帯では、5月10日から5月22日まで、チョンワデ(青瓦台)の全面開放を記念する様々な文化イベントが行われます。イベント期間中には、伝統の綱渡りや歴史公演、フュージョン・伝統音楽の公演、韓国の伝統舞踊パレードなど、誰もが楽しめる多様な文化イベントが繰り広げられます。
開放初日の5月10日、期待に満ちた約2万6千人の市民が、チョンワデ(青瓦台)を訪問し、特別な一日を過ごしました。チョンワデ(青瓦台)本館前の大庭園には、これまでニュースや写真でしか見られなかった青い瓦の美しいチョンワデ(青瓦台)を生で見て、写真に残そうとする人々が集まりました。開放を楽しみにしていた訪問客は、様々な開放記念イベントを通じて、楽しいひと時を過ごしました。
歴代大統領が記念植樹した木が植えられているノクチウォン(緑地園)の青い芝生の上で繰り広げられたフュージョン音楽公演『青い春、青い香り』は、若い感覚で人々を魅了させた一方、朝鮮王朝時代に国家的慶事を記念して行われた王室を護衛する「ネグムィ(内禁衛)」の登用意識を再現した公演『最高の武士を選べ』では、印象深い剣舞が繰り広げられました。他にも朝鮮の王と王妃がキョンボックンの後苑を散歩する様子を再現した『王家の散歩』など、全面開放を記念する様々なイベントや公演が行われ、訪問客を楽しませてくれました。
5月11日からは、午前7時から午後7時まで、2時間ごとに6千5百人が一度に入場することができ、1日に約3万9千人がチョンワデ(青瓦台)を訪れるとみられます。一方、観覧は、ウェブサイト「青瓦台、国民のもとへ」にてお申し込みいただいた後、当選された方のみご入場いただけます。「家庭の月」と呼ばれる5月を迎え、家族と一緒にチョンワデ(青瓦台)に行ってみてはいかがでしょうか。新しく開放されるチョンワデ(青瓦台)はメインコースとして、チョンワデ(青瓦台)周辺はデザートコースとして、ソウルの中心であるチョンノ(鍾路)を思う存分楽しめるチャンスをぜひお見逃しなく、お楽しみください。
チョンノ(鍾路)、チョンワデ(青瓦台)の近くには、たくさんのレストランがあります。ミシュランガイドに掲載されたレストランから、老舗、SNSの人気スポットまで…。見どころ、楽しみどころだけでなく、美味しいお店も数え切れないほど多くあります。しかも、チョンワデ(青瓦台)の全面開放によってチョンノ(鍾路)の人気は、さらに高くなりそうです。そんな変化の中でも、持続可能な美食をもとに自分だけの速度で進もうとしているレストランがあります。
「コッ・パベピダ」は、2018年から5年間ミシュランガイドに掲載されたレストランとして、韓国では2ヶ所しかないグリーンスターに選ばれたところです。食材の大半が環境にやさしい有機野菜になっている韓国料理レストランで、ベジタリアン向けのコース料理もあるため、ヴィーガンの方も気軽に訪れることができます。
ここの代表メニューとしては、韓国伝統の風呂敷をモチーフにした風呂敷ビビンバがあります。錦糸卵が風呂敷のようにご飯を包んでいて、風呂敷の中には、一輪の花が咲いているようにきれいになナムルが入っています。お店のインテリアから食器、料理まで韓国文化そのものを楽しめるここは、予約なしで行くと、長い時間待つこともありますので、ぜひ予約してからの来店をおすすめします。
「多趣味な人」。最近よく聞く言葉です。新型コロナによるパンデミックを経験している中、人にとっての趣味の価値はますます高まっています。変化や混沌の時代を生きていくには、時間をうまく過ごせる自分だけの方法が必要です。読書や運動、ガーデニング、工芸といった多くの趣味の中で悩んでいる方なら、ここにご注目ください。
編み物、刺繍、ラクラメ編み、手織りなど、糸を使った趣味は、昔から多くの人に愛されてきました。最近は、それに加えタフティングが新しい趣味として注目されています。 タフティングとは、布の上に数本の糸を束ねた房をタフティングガンで縫い込む技法のことです。タフティングの最大の魅力は、スケッチから完成まで自分の個性を生かした自分だけの作品を作れるということです。
多彩な色糸による色彩美が、作業の前から期待感を高め、刺繍用のタフティングガンは快感を与えてくれます。約2~3時間がかかるワンデークラスでは、小さな足マットほどのラグマットを作ることができます。スマイル柄、ペットの形など、好みに合わせた自分だけのラグマットが作れるクラスとして、スマートストアにてお申込みいただけます。
作業に集中していると、いつの間にかストレスはリセットされ、完成した後はやりがいや喜びが感じられます。退屈な日常の中で、趣味を探している方なら、リウルミウルでタフティングによる感触遊びを始めてみてはいかがでしょうか。あっという間に仕上げた自分だけのラグマットが、新しい趣味として達成感も味わわせるはずです。
※ 2022年5月に作成された記事であり、政府の防疫指針に従って、運営と時間の変動がございますので、事前のご確認のもとお越しくださいませ。