韓国一の芸術大学「ホンイク(弘益)大学」があることからアートや音楽、サブカルチャー発信地として栄え、ソウルの大学生を中心に若者で賑わう観光地でもあるホンデ(弘大)。
近年は韓国初のアニメイトとメイドカフェがオープンしたことや、アイドルのセンイルカフェが集結していることなどから、実はオタクの街とも言われているのです。
そんな様々なカルチャーがミックスしたホンデ(弘大)は、週末になると居酒屋通りやクラブに行列を成すTHE・若者の街。キンポ(金浦)空港からホンデイプク駅は、地下鉄空港線で約15分という便利な立地からも、宿泊地として韓国旅行の定番エリアとして訪れる方も多いのではないでしょうか。
初めて訪れた時、ソウルの若者ってなんて元気なんだろう!と衝撃を受けたのもこの街。不況だ経済が良くないなどと言われていても、元気でパワフルな韓国の若者たちを見ているだけで、韓国の勢いと熱さを感じるのです。
いつ訪れても、韓国に来た頃の新鮮な気持ちを思い起こさせてくれる青春の街。
若者に混じって活気のある雰囲気を楽しみながら、美味しいごはんを食べて、韓屋カフェでのんびり。大人が満足できる&コーヒー好きにおすすめしたい、こだわりのロースタリーカフェも。ちょっと足を伸ばして、ロコからも人気の高いお店にも行ってみましょう。
オープンランしたい!ドリップコーヒーとハンガン(漢江)ビューカフェ
2013年から運営しているロースタリーカフェBEAN BROTHERSが今年3月にサンス(上水)にオープンした「BEAN BROTHER COFFEE HOUSE」。今でとは異なるスタイルの空間を作ろうと企画された場所で、一面の窓から見渡せるハンガン(漢江)ビューは圧巻。
コーヒー豆のメニュー「Espresso Type」にチェックが入っていればアメリカーノまたはラテが可能、「Filter Type」にチェックが入っていればドリップコーヒーとしていただけます。
酸味がなく香ばしいタイプのコーヒーが好きなので、ドリップコーヒーはお茶のように軽やかに飲める「EL ROMERILLO」、ラテはミディアムダークの「BLACK SUIT」、デザートはCitron Mousseをオーダー。コーヒー豆は購入もできるので気に入ればお土産に購入することもできます。
ハンガン(漢江)ビューを眺めながらいただく朝一のコーヒーは、もはや栄養ドリンク。素敵なインテリアに囲まれ、座り心地抜群のソファに座り、今日はどこに行こうかと考える時間まで幸せ。旅の1日のはじまりを完璧なものにしてくれそう。
6FはBEAN BROTHERSのシーズナルコーヒーをフィルター、ラテ、カクテルなど異なるスタイルで体験できる予約制のシーズナルコーヒーバー(予約なしでも席が開いていればたまに入れることも)。多様なスタイルでコーヒーを楽しめる、愛の詰まったカフェなのです。週末は特に混み合うため、オープンラン(開店と同時に訪問)がベター。
ソウル市マポ(麻浦)区トジョンロ9ギル2、6階、7階
地下鉄6号線「サンス」駅3番出口358m (徒歩6分)
@bean_brothers
韓屋カフェで手作りの伝統菓子をいただくium1966
1966年に建てられたハノク(韓屋)をリノベーションし、今年5月末にオープンした「ium1966」。60年代のハノク(韓屋)なのでリアルレトロ!新しく建てられたハノク(韓屋)とは異なる風情を感じることができます。古き良きを残しながらも、快適に過ごすことができるように修繕されているので、化粧室まで綺麗なところが嬉しい。
韓国の伝統菓子、チェジュよもぎ餅に麦餅とアイスアメリカーノ。重いお菓子が苦手なので普段は伝統菓子は食べない方だけど、お餅2つに伝統菓子も完食!
軽やかで優しい甘さのお餅は、また食べたくなる飽きない美味しさ。聞けば、代表が昔から懇意にし信頼している、腕の立つ菓子職人に作ってもらっているというから納得。シンプルイズベストという言葉がぴったりな素朴な美味しさ。ロケーションも相まって美味しさが倍増するというもの。
ホンデイプク駅から近い距離にあるのに、街の喧騒から一気に遠ざかったような空間。小さな屋根裏部屋や蓄音機、庭に活けられた季節の花々。夏休み、祖父母の家に遊びに行っていた子供の頃を思い出すような心から寛げるゆったりとした時間を過ごすことができる貴重なカフェなのです。
ソウル市マポ(麻浦)区ワウサンロ29バギル15、1階
地下鉄2号線/空港鉄道/キョンイ・チュンアン線「ホンデイプク」駅7番出口229m (徒歩3分)
コーヒーとデザートのペアリングを楽しめる
ドリップコーヒー専門店 imi coffee
2014年からホンデ(弘大)でスタートしたロースタリーカフェ「imi coffee」の1号店。ドリップコーヒーとデザートのペアリング専門店として人気沸騰し、平日でもウェイティングができる人気カフェに。
3種類の中から好きなデザートを選んだら、ドリップコーヒーのペアリングをしてくれます。この日はデザートは「ダージリンプラムローズ」、ドリップコーヒーは「Ethiopia Banko Gotiti Washed」に。デザートにもコーヒーにも花のような芳しい風味があるため、一緒にいただくと爽やかな甘さが混ざり合ってなんとも言えない多幸感。
オーナーが時間をかけて収集したヴィンテージの器もうっとりしてしまう美しさ…コーヒーをホットでオーダーすると、とっても可愛いカップ&ソーサーに淹れてくれるので、アイスもホットも頼みたくなってしまうのでした。
コーヒーの説明を聞きながらバリスタさんとおしゃべりするのも楽しい。コーヒー愛に溢れる親切な方ばかりなので、韓国語を勉強中の方はぜひおしゃべりをしてみてはいかがでしょう。海外旅行の醍醐味まで味わい尽くしてくださいね。
ソウル市マポ(麻浦)区トンギョロ25ギル7、1階
地下鉄2号線/空港鉄道/キョンイ・チュンアン線「ホンデイプク」駅1番出口242m (徒歩3分)
ビョン・ウソクも訪れた!
モックモン ホンデ(弘大)でミナリサムギョプサルを
ホンデ(弘大)って意外とマッチプ(美味しい店)が少ないんだよな…若者の街だから大人を連れて行けるというか、行きたい店があまりない…常々ホンデ(弘大)での食事に悩んでいたものの、今年解決されました。ホンデ(弘大)でサムギョプサル、しかもミナリサムギョプサルといえばここしかない!
チェーン焼肉店「モックモン」のホンデイプク駅店。代表を務めるのはモデルとして活躍していたカン·チョルウンさん。同時代にモデルとして活躍し現在は俳優として大ブレイク中のビョン·ウソクさんもオープン時に訪れ話題に!
数々の有名人が訪れただけでなく、確かな美味しさだからこそ、平日でもウェイティングがあるほど大人気店になったのでしょう。むっちりとした新鮮な豚肉とどっさりミナリに焼きキムチ…香ばしいミナリ効果か、いくらでも食べることができそうな美味しさなのです。
モデルですか?と思うような長身スタッフさんが多く、代表はもちろん、スタッフさんがとてもカインドリーなところも、また訪れたくなるポイントかも。
ソウル市マポ(麻浦)区ワールドカップブクロ4ギル8、1階
地下鉄2号線/空港鉄道/キョンイ・チュンアン線「ホンデイプク」駅1番出口379m (徒歩5分)
この近くにある「Local Stitch Creator Town Seougyo」はインテリアデザインが可愛いくておしゃれ!かつコスパ良く宿泊できるので要チェック。
ストレスも吹き飛ぶ辛さ
韓国に来たらチュクミも必須 ホンスチュクミ
ストレス解消したいとき、辛い物を食べるのが韓国流。忙しい日々のストレスを韓国旅行中に吹き飛ばしてしまいましょう!「ホンスチュクミ」はホンデ(弘大)の中心地にあるので、お買い物中、散策中にサクッと食事ができます。ウェイティングしていても、意外と早く進むので時間があれば名前を書いて待ってみては。
プリップリのタコにサムギョプサル、大根の漬物をエゴマの葉に巻いていただきます!
エゴマ独特の風味とさっぱり酸味の効いた大根、辛くてコクのあるタコとサムギョプサルがベストマッチ。思わず拍手したくなる旨味たっぷりなチュクミサムギョプサル(1人前16000ウォン)。
チュクミは全メニュー二人前から注文可能。ですがひとりでも意外と二人前食べれますよ。チュクミの〆に欠かせないポックンパブ。ごま油の風味に韓国海苔たっぷり、カリッカリのおこげまで旨味たっぷりな焼飯は必須ですよね。暑い時こそ辛い鍋を食べてスッキリ!
チュクミの辛さ控えめにと選ぶことができるので、激辛趣向さん以外の方は安全策としてまずは辛さ控えめを選ぶことを推奨します。韓国の辛さ、なめたらあきまへん。
ソウル市マポ(麻浦)区オウルマダンロ146
地下鉄2号線/空港鉄道/キョンイ・チュンアン線「ホンデイプク」駅7番出口171m (徒歩3分)
焼肉と鍋、ひとりだと食べづらい…お酒も飲みたい。そんな時は、小洒落た居酒屋でごはんはどうでしょう。ホンデイプク駅8番出口からアパレルショップ通りを抜け、坂道と階段を登った場所にひっそりと佇んでいる、ホンパブにも心強い「ミロ食堂」。
女性ひとりでも入りやすい清潔でこぢんまりとした食堂。こざっぱりとしたシンプルなインテリアが居心地良く、カルビチムやイカ辛炒め、韓牛ユッケなど韓国家庭料理をいただけます。この日は海鮮ネギチヂミ(18,000ウォン)をオーダー。
バンチャン(前菜)を食べた時点で間違いなく美味しい!と確信したけれど、やはり美味しかったのです。新鮮な材料を使って作られる料理はほっとする実家感…。バンチャン(前菜)が美味しい店は間違いないのです。チヂミにはマッコリも一緒にどうぞ。
ソウル市マポ(麻浦)区ワウサンロ30ギル80、1階
地下鉄2号線/空港鉄道/キョンイ・チュンアン線「ホンデイプク」駅9番出口826m (徒歩16分)
いかがでしたか?8月はソウルも日中はかなり暑くなることが予想されるので、水分をたっぷり摂って暑さ対策もされながら、弘大で楽しい時間を過ごしてくださいね!