ソウル観光のすべて!何でも聞いてください!
ソウルの中心に位置するナムサン(南山)は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しのオアシス。春には桜、夏には豊かな緑、秋には紅葉が山全体を鮮やかに染め上げ、四季折々の美しい表情を楽しむことができます。特に紅葉の見頃を迎える11月上旬から中旬は、散歩やハイキングを楽しむ人々で賑わう人気スポット。なかでも「ペクボム(白凡)広場」は、色づく木々とその向こうにそびえる 南山ソウルタワーを一望できる絶景ポイントとして知られています。
今回は、このペクボム(白凡)広場を中心に、南山公園からタクシーやバスで約10分ほどでアクセスできるヘバンチョン(解放村)、ノクサピョン(緑莎坪)、イテウォン(梨泰院)エリアで、異世界に迷い込んだかのようなシンフン(新興)市場 や、新たにオープンした話題のブランチカフェまで、5つのスポットをご紹介します。
南山公園ペクボム(白凡)広場/紅葉と歴史が彩る南山麓の憩いの広場
ソウルの中心にそびえる南山の麓に位置する南山公園は、紅葉シーズンに最も賑わう人気スポット。中でもペクボム(白凡)広場は、南山ソウルタワーを下から眺められる絶好のビューポイントで、11月には赤やオレンジに染まる木々の紅葉を目当てに多くの観光客が訪れます。海外からの旅行者はもちろん、地元の韓国人にも愛され、家族連れやカップルが散策を楽しむ姿で広場は活気にあふれています。
見どころのひとつが、復元されたソウル城郭。城郭に沿って階段を上がると広場が現れ、市民の憩いの場として親しまれています。周囲を彩る紅葉は圧巻で、秋の南山ならではの景色を存分に堪能できます。
広場には、 独立運動家であったキム・グ(金九)の銅像が置かれています。人で賑わう広場ですが、敷地は広く、静かに腰を下ろして紅葉を眺められるスポットも点在。歴史と自然が調和する南山公園のペクボム(白凡)広場は、秋のソウルを訪れるならぜひ立ち寄りたい場所です。
sobb(ソブ)/チェジュ(済州)人気カフェが南山に上陸!話題のブランチカフェ
チェジュド(済州島)ソギポ(西帰浦)の人気カフェWiee(ウィー)が、ソウル南山の麓に新しくオープンさせたブランチカフェ&ダイニング。煉瓦の壁をくりぬいたような秘密基地のような外観が印象的で、ガラス張りの窓から光が差し込むカフェエリアと、右手奥にあるレストランエリアに分かれています。ペットフレンドリーなテラス席もあり、地元の可愛いわんちゃんに出会えることも。今回は人気のブランチレストランに足を運びました。
グリル野菜とフムス、フレンチトースト、グラニータ、そしてカプチーノ・フレッド。どれも美しい器やアートのようなコースターと相まって、テーブルに並んだ瞬間から心が満たされる一皿ばかりです。フムスやフレンチトーストに添えられる野菜や果物は季節によってセレクトが変わり、訪れるたびに新しい味わいを楽しめます。
なかでも必ず味わってほしいのが、ブランチレストランならではのシグネチャー、グラニータとカプチーノ・フレッド。特に人気のカプチーノ・フレッドは、氷の入ったカクテルシェイカーにエスプレッソ、ミルク、シロップを加えて力強くシェイクすることで生まれる、驚くほどきめ細やかな泡が特徴。グラスへ注ぐ瞬間を目の前で見られる演出も楽しく、ほのかな甘さとコーヒーの香りが心地よく調和した、デザートのように軽やかな一杯です。
HIT COFFEE ROASTERS(ヒットコーヒーロースターズ)梨泰院店/昼はスペシャルティコーヒー、夜はカクテル
2025年6月、イテウォン駅3番出口すぐにオープンしたHIT COFFEE ROASTERSは、2016年創業のスペシャルティコーヒーブランドによる5号店で、シンサ(新沙)、ハンナム(漢南)などで人気を集めてきた実力派ロースター。昼はカフェ、夜はバーへと変身するのがイテウォン(梨泰院)店の特徴で、一日の締めにも立ち寄りたくなるスポットです。
店内は黒とブラウンを基調としたレトロかつ重厚感のある雰囲気。昼間は大きく開放的な窓から入る光と風を感じながら、スペシャルティコーヒーと季節のデザートを楽しむ空間。そして、夜になると照明が落ち着き、コーヒーカクテルやクラシックカクテル、ソウルブルワリーのビールなどを味わえるバーへと変化します。
訪れた日はアイスラテ、アップルパイ、チーズケーキをオーダー。窓際のカウンター席からは、黄金色に染まったイチョウ並木を眺めることができ、秋のイテウォン(梨泰院)らしい景色とともにコーヒータイムを満喫しました。昼と夜で異なる楽しみ方ができるHIT COFFEE ROASTERSは、イテウォン(梨泰院)散策の新しい定番スポットになりそうです。
シンフン(新興)市場 /ヘバンチョン(解放村)から続くカルチャーの交差点
南山タワーを背景に、下町情緒漂うヘバンチョン(解放村)の景色とともに広がるのがシンフン(新興)市場。写真右手に見える赤いラインが引かれた入口をくぐると、過去と現在が共存する異国的な雰囲気が一気に広がります。かつては庶民の台所として賑わったこの市場は、今もなお地元の人々に親しまれながら、新しいカルチャーを取り入れ、進化を続けています。
アーケード街に足を踏み入れると、最近人気のプリクラショップが並び、若者たちで賑わう姿が目に入ります。中華やメキシカンといった多国籍レストラン、昔の洋服店を居抜きで使ったバー、古着屋などが所狭しと並ぶ空間は歩くだけでも楽しい! 伝統的な市場の面影を残しながらも、現代的なカルチャーが融合したユニークなムードに満ちています。
昔ながらの趣を保つ居酒屋では、店員さんが海苔を炙る姿が目を引き、現地の若者にとっては新鮮な体験として人気を集めています。一方で、モダンでおしゃれなカフェも点在し、レトロとモダンが混ざり合う独特の魅力を放っています。歴史を感じさせる下町の風景と、新しいカルチャーが交差するシンフン(新興)市場は、ソウルでぜひ訪れたいスポットのひとつです。
TWL shop(ティーダブルエルショップ)/ノクサピョン(緑莎坪)で出会う暮らしの美学
2012年に誕生したライフスタイルショップ「TWL」は、“Things We Love(私たちが愛するもの)”を意味し、審美眼によって選ばれた上質な日用品や工芸品を取り扱っています。ノクサピョン(緑莎坪)に位置する4階建ての建物は、階ごとに異なるストーリーが設けられており、1階には季節の雑貨やギフト商品がずらり。ベビー用品も豊富で、出産祝いを探す人にもおすすめです。
2階は茶器や器が中心で、韓国の作家による作品が種類豊富に並びます。ディスプレイは季節ごとに変化し、11月には秋のお月見を思わせる演出が目を引きました。夜空に浮かぶ月を眺めながら韓国茶を味わいたくなるような雰囲気が漂います。価格帯は幅広く、気軽に選べるものから特別感のある逸品まで揃っているのも魅力。
さらに上階には、ワインやお酒、ジャムやお茶といった韓国のローカル食品と、海外からの輸入食器が並びます。日本でも人気のyumiko iihoshiの食器をはじめ、各国から集められたアイテムが空間を彩り、訪れる人々に新しい発見をもたらします。ブランドや作家、ゲストをつなぐ場として長年愛されてきたTWLは、暮らしを豊かにするヒントが詰まった特別なショップです。
南山公園からノクサピョン(緑莎坪)、イテウォン(梨泰院)へと一日かけて巡れば、ソウルの自然と歴史、そして新しいカルチャーを同時に体感できます。白凡広場では紅葉と城郭が織りなす絶景に癒され、チェジュ(済州)発のSobbでは旬の食材を味わうブランチで心を満たす。HIT COFFEE ROASTERSでは昼と夜で異なる表情を楽しみ、シンフン(新興)市場ではレトロとモダンが交差するユニークな街並みに触れる。そして最後はTWLで、韓国工芸と世界の器が織りなす暮らしの美学に出会う。歩き終える頃には、ソウルの奥深い魅力と新しい美意識にすっかり心が満たされているはずです。