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  K-POP、K-DRAMA、K-FOOD……近年、私たちは世界中を席巻する“Kブーム”を目撃しました。その威力は年々増し、幅広く広がっています。この熱いKブームの中心となる街が、首都・ソウルです。韓国を体験するために、今まで以上に多くの人々がソウルに集まっています。今、ソウルは一国の首都という存在感を超えて、“K”というグローバルなカルチャーコードが生まれる地であり、より多様な発展の可能性を持つグローバル都市となりました！この現象を世界の人々とともに体験できる場所へ行きたいなら、ここ、ソウル歴史博物館がおすすめです。

2002年にキョンヒグン(慶熙宮)跡にオープンした「ソウル歴史博物館」は、先史時代から現代までのソウルの歴史と文化がよくわかる開かれた博物館です。従来の展示室中心の展示方法から脱却し、庭を中心として様々な体験を提供して、国内外の来訪者から好評です。さらに、車椅子をお使いの方のために段差のないアプローチや正面入口、専用駐車場、トイレを備えているほか、視聴覚障害者のための点字ブロックや字幕サポート機器を完備。また、サポートする家族も入れる「家族トイレ（多目的トイレ）」なども設置し、“みんなのための博物館”というに遜色ない利便施設をたくさん備えています。博物館を見て回った後は、広々とした空間が自慢の「The Coffee Bean キョンヒグン(慶熙宮)の朝店」や、フランス式マドレーヌが名物の「PATISSERIE 84PERCENT」でひと休みするのもいいでしょう。ソウルの過去、現在、未来を一目で見られる開かれた博物館、ソウル歴史博物館。近くのカフェを回りながら、タイムスリップしてみましょう！

 ソウル歴史博物館はソウルの歴史と伝統文化を分かりやすく整理して展示することで、ソウルに対する理解を深め、歴史意識をもってもらうことを目指す博物館です。地下1階、地上3階建てで、常設展示1ゾーン「朝鮮時代のソウル」、2ゾーン「開港・大韓帝国期のソウル」、3ゾーン「日本植民地時代のソウル」、4ゾーン「高度成長期のソウル」、5ゾーン「都市模型映像館」の5つのエリアで構成されています。野外展示場には鐘楼の礎石、旧朝鮮総督府の建物に使われていた部材やコンクリート、光化門の部材などが展示されています。遺物のパプリカを直に触りながら遺物に関する映像情報を見られる「タッチミュージアムコーナー」も人気です。

ソウル歴史博物館へのアプローチには段差や傾斜がなく、広々としています。正面入口には視覚障害者用の点字ブロックが設置されており、車椅子をお使いの方はじめ、誰でも気軽に出入りしていただけます。(左上の写真)車椅子をお使いの方にとっては少し高めですが、入口に案内デスクがあり、聴覚障害者のための字幕ガイド(右上の写真)や車椅子、ベビーカーをレンタルできます(左下の写真)。音声案内つきのエレベーターが設置されていますが、内部が多少狭く、車椅子をお使いの方は多少不自由に感じるかもしれません。(右下の写真)身体障害者が使いやすい専用駐車場があるほか、障害者と家族が一緒に入れる家族トイレ（多目的トイレ）も各階にありますが、男女の区分がないので多少の不便を感じることもあるかもしれません。子ども連れのお客さまのためには、家族トイレの中におむつ交換台を設置しているほか、「赤ちゃん休憩所」という授乳室を備えています。

♠ 利便施設情報

∙ アプローチ、正面入口ㅣ大通りから正面入口までは段差や傾斜がありません。道幅が広く、視覚障害者用の点字ブロックが敷かれています。正面入口は自動ドアになっているので、車椅子の方でも不自由なくお使いいただけます。

∙ 内部活動空間ㅣ音声案内つきのエレベーターが設置されており、すべての展示ゾーンに車椅子でアクセスできます。また、映像展示室は車椅子の動線が案内されていて、スロープもお使いいただけます。

∙ 視覚障害者と聴覚障害者のための利便施設ㅣ入口に視覚障害者用点字案内板を設置しているほか、案内デスクで聴覚障害者のための字幕ガイドをレンタルできるようになっています。エレベーター内外のすべての音声案内をサポートしています。

∙ 障害者用駐車場ㅣ一般駐車場のなかに6台分（障害者用4台分、妊婦用2台分）と正面入口の横に2台分が用意されています。

∙ 障害者用トイレㅣ1階のエレベーターの横と、1階案内デスクの横に「家族トイレ（多目的トイレ）」があり、自動ドアや障害者用ミラー（傾斜鏡）が設置されています。

∙ 乳幼児のための利便施設、その他ㅣ案内デスクで車椅子やベビーカーをレンタルすることができ、家族トイレ（多目的トイレ）のなかに乳幼児用便座と洗面台があります。授乳室にはおむつ交換台が用意されています。また、バリアフリー映画が上映されるほか、アジュゲホールには車椅子で見られる観覧席が６席用意されています。

ソウル歴史博物館で目と耳を満足させるタイムスリップを楽しんだら、キョンボックン駅方向に向かい、セムナンロ3ギルにあるすてきなカフェで香り豊かなコーヒータイムを楽しみましょう。「The Coffee Bean キョンヒグン(慶熙宮)の朝店」は広々とした空間が自慢で、さらに、屋外テラスでも街の風景を眺めながらゆったりとしたひとときを過ごしていただけます。コーヒーや紅茶のほか、スコーンをはじめとするスイーツ類もありますので、ぜひ一緒にお楽しみください！

♠ 利便施設情報

∙ アプローチと正面入口 ㅣアプローチと正面玄関には傾斜や段差がありません。

∙ 障害者用駐車場 ㅣ 近くに障害者駐車場があります。

∙ 障害者用トイレ ㅣ  近くに障害者トイレがあります。

チョンノ区セムナンロ3キルのアパート群・キョンヒグン(慶熙宮)の朝4団地にある「PATISSERIE 84PERCENT」は、フランス風のマドレーヌとアインシュペナーがおいしいと話題の店です。種類豊富な紅茶を取り揃えていて、紅茶派の人々にも満足していただけるでしょう。クリスマスシーズンには、人気商品のドイツ風ケーキ・シュトーレンをInstagramで予約販売しています。ソウル歴史博物館でソウルの過去、現在、未来を学んだら、カフェで紅茶とともに優雅な時間を過ごし、ゆとりのあるソウルの旅を楽しんでみましょう！

♠ 利便施設情報

∙ アプローチと正面入口 ㅣ アプローチと正面玄関には傾斜や段差がありません。

∙ 障害者用駐車場 ㅣ 近くに障害者駐車場があります。

∙ 障害者用トイレ ㅣ 近くに障害者トイレがあります。