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  もっとも韓国らしい場所がインサドン(仁寺洞)であることに疑いの余地はないでしょう。それは、単に韓国の伝統記念品を販売する店が並んでいるからが理由ではありません。ここには今も韓国本来の姿がそのまま違和感なく残っているからです。スターバックスの看板でさえハングルに変えるほどに。インサドン(仁寺洞)は昔から芸術家や文芸人が愛した場所でした。そんな彼らが集まり、商圏を形成し、今では伝統文化の空間として不動の地位を築いているインサドン(仁寺洞)。文化芸術に最も造詣の深い街、インサドン(仁寺洞)を訪れてみましょう。

 

 

 

 

ミョンシンダン(明新堂)筆房

ソウルの老舗4編_インサドンギル_仁寺洞通り_icon_明新堂筆房

1932年
チョンノ(鐘路)区インサドンギル34
+82-2-722-4846

 

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  ミョンシンダン(明新堂)筆房は書道に必要な道具(文房四宝:紙、筆、墨、硯)を販売しています。入り口には店を象徴する大きな筆がぶら下がっています。初めて見る人はユニークな姿に見えるでしょう。1932年にチュンチョンナムド(忠清南道)ポリョン(保寧)の硯工場から開業し、1987年からは書道家が好んで訪れるインサドン(仁寺洞)を守っています。スペイン国王夫婦、オランダ皇太子、コスタリカ大統領など、国賓がミョンシンダン(明新堂)筆房を訪れました。ミョンシンダン(明新堂)筆房では 篆刻体験とカリグラフィークラスなどがあります。文字や篆刻を学ぼうとする人にも急がずに制作に集中するように教えています。それゆえ、単に書道道具を売る店で文字芸術の真価を伝える役割も果たしています。

 

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トンムングァン(通文館)

ソウルの老舗4編_インサドンギル_仁寺洞通り_icon_通文館

1934年
チョンノ(鍾路)区インサドンギル55-1
+82-2-734-4092

 

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  本好きな人は目を皿のようにして一日中探し回りたくなるような空間。あらゆる古典の系図、学術書まで…両側に並ぶ古書籍はまるで護衛する武士のような勢いで並んでいるかのよう。「月印釈譜」、「月印千江之曲」、「独立新聞」、「皇城新報」など韓国人にとって聞き慣れた文化財がトンムングァン(通文館)(通文館は本来高麗時代に外国語の翻訳を司った官庁)を経て、世に知られるようになりました。今、ここでは計り知れない価値を持つ本が眠っているかもしれません。優雅な香りをまとった古書がきちんと整理されているトンムングァン(通文館)で一杯の温かいコーヒーを飲みながら、昔の本の物語を一度聞きに行ってみるのもおすすめ。

 

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トンインガゲ

ソウルの老舗4編_インサドンギル_仁寺洞通り_icon_トンインカゲ

1924年
チョンノ(鍾路)区インサドンギル32
+82-2-733-4867

 

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  韓国美術を守る。1924年に開業して以来、韓国文化と芸術を韓国内外へと普及することをモットーにしてきました。トンインガゲは韓国初の工芸ギャラリー、クラフトショップ、クラフト工芸を運営してきました。トンインガゲの「考え実行することが世界を美しくする根本となり、正しい文化の土台となることを願う」というトンインがゲの精神を実践してきました。イ・ゲソン代表が昔の文化をも守りながらも、現代工芸美術に多くの投資を惜しまなかったため、古美術と現代美術というなかなか調和しないようなふたつの概念がトンインガゲではもともとはひとつのものであったかのように交差しています。このような空間はインサドン(仁寺洞)だけでなく、韓国でも出会えることは稀です。

 

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ナプチョン(納清)ノッジョン

ソウルの老舗4編_インサドンギル_仁寺洞通り_icon_納清ノッジョン

1986年
チョンノ(鍾路)区インサドンギル39
+82-2-736-5492

 

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  韓国では真鍮の器の中で最高級の品をパンチャと呼びますが、黄金比で作られたパンチャ鍮器は結束力が非常に高いため壊れにくいのです。このようなパンチャ技術を持つのが韓国とトルコのふたつの国しかありません。トルコのパンチャ技術で作るのがかの有名な「Zildjian」社のドラムシンバルで、Zildjian社の会長はナプチョン(納清)ノッジョンを訪れ、韓国のパンチャ技術に感嘆を禁じえなかっとのこと。日常生活で使うことは思うほど難しくはありません。変色したら、乾いたスポンジで磨いてあげれば本来の光が戻ってきます。ナプチョン(納清)ノッジョンの店内はほのかな光を放つ鍮器でいっぱいです。

 

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タルバン

ソウルの老舗4編_インサドンギル_仁寺洞通り_icon_タルバン

1984年
チョンノ(鍾路)区インサドンギル48
+82-2-734-9289

 

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  インサドン(仁寺洞)のタルバンにある仮面は線がとても太い。その太い線が集まって、あんぐりと口を大きく開けて笑っている韓国人の顔を現しています。35年目、仮面のみを制作しているタルバンの主人はご飯を食べては仮面を削ろうという思いでこの仕事を始めたといいます。単純に見えますが、刀で削る時に気持ちが少しでも乱れれば、線も特有の滑稽な表情も崩れてしまうとのこと。このように多様な感情が入った仮面文化が他にあるでしょうか。笑って、泣いて、怒ってその表情に私たちの表情をそのまま映し出すと言われています。仮面の中でもやはり最も大切な仮面はハフェタル(河回仮面)で、800年前の原形が唯一いまでも残っており、外国人にもよく知られているあの仮面です。仮面の話を聞きながら見ていると、目を離さずにはいられません。

 

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[2018-07-27 14:53  作成 / 2018-07-27 00:00  修正]