おすすめ旅行コース

伝統寺刹巡りを楽しむ

ソウルを楽しむ おすすめ旅行コース

사찰1
伝統寺刹 お寺巡りを楽しんで
 
ソウルには、三国時代から脈を受け継いできた伝統的な寺刹が点在しています。寺刹とは、主に深い山中に位置するもので、都心にある伝統的なお寺は、日常の中で仏の教えを胸に刻む空間といえるのではないでしょうか。伝統寺刹見学は、主にお寺の構造や建築物、仏教文化財を見学しながら韓国仏教の歴史について学ぶコース。生かじりの寺刹巡礼よりも仏教の真理と意味を悟ることができたなら、心身まで癒し効果があるかもしれません。
伝統寺刹を訪問する前に必ず基本マナーを知って行くのがいいでしょう。参拝する前に体と心を清浄にするという意味で、身だしなみに気をつけ手をきれいに洗ってからお寺に入りましょう。法堂に入るときは、正面ではなく、必ず左右の入り口から入りましょう。山寺に滞在し、テンプルステイをしてみるのも良い経験になるでしょう。
 
旅行情報

コース: ポンウンサ(奉恩寺)→ヨンファサ(永華寺)→チョゲサ(曹渓寺)→ポンウォンサ(奉元寺)→スンガサ(僧伽寺)

所要時間: 7〜8時間
 

コース1 日常の中で心身を癒す寺刹、奉恩寺

ポンウンサ(奉恩寺)は、統一新羅時代に創建された千年古刹です。元の名前はキョンソンサ(見性寺)でしたが、朝鮮時代の燕山君(1476-1506)の時、成宗のソンルン(宣陵)願刹であったのち、ポンウンサ(奉恩寺)と改称されました。朝鮮時代には、崇儒抑仏政策(儒教を尊び仏教を抑圧した政策)により全国の寺院が危機に瀕しましたが、ポンウンサ(奉恩寺)は明宗の代になり大幅に復興しはじめました。ポンウンサ(奉恩寺)は、都心の中の寺刹でありながら信徒たちは言うまでもなく、観光客の足も絶えません。大雄殿と選佛堂をはじめとして多くの参拝堂が目の前に迫ってくるように建ち、長い歴史を持つ仏教文化財も多くあります。大雄殿の左側を上がると板殿があり、これは仏教の経典を刻んだ鏡板を保存する場所であり、ポンウンサ(奉恩寺)のなかで最も古い建物となります。板殿の扁額は、秋史キム・ジョンヒ(金正喜:1786-1856、号は秋史)が書いたことで有名で、秋史キム・ジョンヒは生前にポンウンサ(奉恩寺)を頻繁に出入りしたと伝えられています。大雄殿の扁額も秋史キム・ジョンヒの字にプッカンサン(北漢山)のふもとに位置するチングァンサ(津寬寺)大雄殿の扁額を模したポンウンサ(奉恩寺)と秋史の縁は非常に深いといえるでしょう。由緒あるお寺の境内を散策しながら、知らず知らずのうちに溜まってしまった欲望を払い落として、平和な心を込めて祈る…仏の小さな教え一つでも悟れたら心も自然に癒されるかもしれません。
 

住所: ソウル市カンナムグ(江南区)サムソンドン(三成洞)73番地135-90
電話: +82‐2-544-2141
ホームページ: www.bongeunsa.org (韓国語)
行き方: 地下鉄2号線サムソン駅からCOEXモールの方向に徒歩10分、7号線チョンダム駅からCOEX方向に徒歩10分
 


TIP
宣靖陵 ソンジョンヌン(宣靖陵)は朝鮮第9代の成宗の第2継妃貞顕王后を祀ったソンルン(宣陵)と定宗と貞顕王后の間に生まれた第11代宗のジョンヌン(靖陵)を祀ったところです。元高陽市ソサムルン(西三陵)にあった中宗の陵は、彼の王妃である文定王后のために移葬されました。文定王后は中宗と一緒に埋葬されることを願いましたが、叶うことはありませんでした。ポンウンサ(奉恩寺)から遠くないソンジョンヌン(宣靖陵)の守護樹となった樹齢500年のイチョウをはじめ、松、ナラガシワなどがあり自然探索も楽しめるでしょう。

行き方: 地下鉄2号線・ブンダンソン(盆唐線)のソンルン駅8番出口
住所: ソウル市カンナムグ(江南区)サムソンドン(三成洞)131
電話: +82-2-568-1291
利用時間: 06:00~21:00   定休日: 毎週月曜日   料金: 大人 1,000ウォン 小人 500ウォン
ホームページ: http://seonjeong.cha.go.kr (韓国語)
 


1コースから2コースへの行き方
地下鉄2号線サムソン駅より乗車後、2号線クイ駅で下車、1番出口を出てマウル(村)バス停より03番バスに乗車、ヨンファサ(永華寺)入口で下車する
 
コース2 峨嵯山のふもとにある名刹、永華寺

ハンガン(漢江)の眺望に優れたアチャ・サンソン(阿且山城)にヨンファサ(永華寺)があります。ヨンファサ(永華寺)は、文武王12年(672年)に義湘大師が創建した寺として知られており、初めて寺が建てられた時は、ヨンマサン(龍馬山)龍馬峰のふもとに位置していましたが、朝鮮時代の太祖の時、クンジャボン(君子峰)に移ることとなりました。本来、ファヤンサ(華陽寺)と呼ばれた寺の名称は、1907年にもとの寺の場所へ移され「ヨンファサ(永華寺)」と変わりました。境内に入ると、樹齢400年のケヤキが寺刹の悠久の時を物語っています。山裾にふんわりと抱かれたヨンファサ(永華寺)は静かな雰囲気を醸し出しており、アチャサン(峨嵯山)を登るときに立ち寄ると山のオーラを感じ心身を安定させる効果があり人気を集めています。全閣が集まっている境内の中心には大雄殿があり、大雄殿を通って山のふもとに上がると、弥勒殿が座しています。弥勒殿の中には、自然の岩盤の上の巨大な弥勒石仏が建てられてあり霊験あらたかな雰囲気です。
高麗時代末期に作られたとされる弥勒像はもともと白色の石仏で、朝鮮時代の世祖が自分の持病の皮膚病が良くなるようここで祈祷をした後に病気が治ったという話が伝わる場所。ヨンマサン(龍馬山)からアチャサン(峨嵯山)につながる山の精気が弥勒像に入り込み、ここで祈りをすると願いがかなうという話が口伝されています。そのためか、受験シーズンや各種通知を受ける時期になると、百日祈祷をする仏教徒が多く訪れます。アチャサン(峨嵯山)登山をする時は立ち寄ってみるべきお寺です。
 

住所: ソウル市クァンジング(広津区)クイ2ドン(九宜2洞)ヨンファサロ107
電話: +82-2-444-4321
行き方: 地下鉄5号線アチャサン駅1番出口から徒歩15分
 


TIP
三国時代の熾烈な戦場、阿且山城 アチャサン(峨嵯山)は百岳山系に属する山であまり高くはありませんが、頂上に登るとハンガン(漢江)を見下ろすことができる展望スポットとして挙げられています。ここにはアチャ・サンソン(阿且山城)の痕跡と15の峠があります。高麗長寿王の戦略にかかった百済蓋鹵王(? - 475年)の死と百済の敗北の歴史を持つアチャサン(峨嵯山)頂上よりハンガン(漢江)以南を見るとモンチョン(夢村)土城とプンナプ(風納)土城が見渡せることでしょう。山頂には高句麗亭が、山のふもとには高句麗歴史文化館があります。
 
2コースから3コースに行く方法
ヨンファサ(永華寺)の入り口から徒歩で地下鉄5号線アチャサン駅に到着。乗車後、チョンノ3ガ駅から地下鉄3号線に乗り換えアングク駅で下車、6番出口を出て、チョゲサ(曹渓寺)まで徒歩10分
 
コース3 仏の慈悲心が都心に降りてくる、曹渓寺

チョンノグ(鍾路区)ギョンジドン(堅志洞)のチョゲサ(曹渓寺)は1700年の歴史と伝統を誇る韓国仏教曹渓宗の総本山です。 1910年ハン・ヨンウン(韓龍雲)などが主軸になって立てた「カクファンサ(覚皇寺)」が現在の位置に移されて「テゴサ(太古寺)」と呼ばれた寺が1954年の仏教浄化運動を経て、チョゲサ(曹渓寺)に生まれ変わりました。
一柱門を通り境内に入ると、都心の中の清浄な場所のように静寂が宿っており、釈迦牟尼仏を祀った本堂は単層の建物において、韓国最大規模を誇っています。大雄殿の扁額は、全羅南道求礼ファオムサ(華厳寺)の大雄殿の扁額を拓本し彫刻したもので、朝鮮の先祖の八番目の息子のウィ・チャングン(義昌君)の書体だと伝えられています。大雄殿の中には巨大な三尊が祀られている。中央に釈迦牟尼仏が位置して、その左右に東方薬剤師如来物と西方阿弥陀仏を奉りました。壮大さが漂う大雄殿の中には僧侶の説法を聞く信者たちの姿も目立ちます。
境内には仏の真身舎利(仏の真身の遺骨)を奉安された七層石塔がそびえており、その横を樹齢500年の天然記念物である一本の白松が護っています。チョゲサ(曹渓寺)は木造釈迦牟尼仏をはじめとする複数のソウル市有形文化財を所蔵しています。大雄殿前庭をほぼ覆うほどの大きなエンジュ(マメ科)の木は、樹齢450年以上に及ぶ古木で境内に厳粛さを添え、大雄殿の裏には韓国仏教文化財を管理し展示する仏教中央博物館があります。
四大門の中に位置し、伝統的な寺院の中心的役割をしているチョゲサ(曹渓寺)では常時仏教関連の行事が行われています。お寺の入り口には、仏教用品販売店や飲食店などが立ち並んでおり、伝統仏教文化を彷彿とさせます。チョゲサ(曹渓寺)の向かいにはテンプルステイ広報館があり、仏教文化に関する情報を得ることができます。また精進料理礼法である鉢盂供養も体験することもできます。
 

住所: ソウル市チョンノグ(鍾路区)ウジョングクロ55
電話: +82‐2-732-2115
ホームページ: www.jogyesa.kr/user/english/ (英語)
行き方: 地下鉄3号線アングク駅6番出口から徒歩10分、地下鉄1号線チョンガク駅2番出口から徒歩10分


TIP
郵便制度の発祥の地、郵政総局 チョゲサ(曹渓寺)のとなりにある郵政総局は韓国初の郵便業務が開始されたところで昔の典医監(医師の選抜・教育や薬剤の管理などをする官署)があった場所です。郵政総局は高宗の命により海外視察をしてきたホン・ヨンシク(洪英植)の提案で1884年に設立され、典医監のあった場所に現在残っているのは建物の一棟だけになり、史跡第213号に指定された郵政総局は現在は通信記念館として使用されています。
 

住所: ソウル市チョンノグ(鍾路区)ウジョングクロ59
電話: +82-2-734-8369
利用時間: 09:00~18:00      定休日: 1月1日、旧正月、秋夕(旧盆)
 


3コースから4コースに行く方法
地下鉄1号線チョンガク駅まで徒歩移動、地下鉄1号線チョンガク駅から地下鉄に乗車する。ソウル駅で下車した後、9-1番出口を出てソウル駅バス乗り換えセンターよりバス7024番に乗り換えた後、ポンウォンサ(奉元寺)入口で下車
 
コース4 安山の歴史的な寺刹、奉元寺

西大門区アンサン(安山)の麓に位置し、ポンウォンサ(奉元寺)は韓国仏教太古宗の本山です。新羅真聖女王3年に道詵国師が現在の延世大がある「バンヤサ(般若寺)」という寺を創建し、新羅と高麗の時代に繁栄していたバンヤサ(般若寺)は朝鮮時代英祖の時に、現在の場所へ移ってから「ポンウォンサ(奉元寺)」と呼ばれはじめました。大雄殿の扁額は、英祖が直接下賜したものと伝えられおり、抑佛政策による仏教弾圧が激しかった朝鮮時代にも太祖がポンウォンサ(奉元寺)内に元堂を造り、王の肖像画を置くことで仏教弾圧の危機を免れることができたといわれています。
千年古刹ポンウォンサ(奉元寺)はアンサン(安山)のふもとの澄んだ空気と美しい景色を抱いており、市民の心身の清涼剤的な役割をしています。大雄殿を上がる階段の入り口にある大きなケヤキの古木が寺刹の威容を現しており、大雄殿の前庭を埋め尽くす蓮が澄んだ香りで仏性を思い起こさせるよう。大雄殿を中心とした複数の全閣が山の斜面につながる伽藍の配置もみどころです。
ポンウォンサ(奉元寺)は歴史的な出来事も多く秘めたお寺。旧韓末(朝鮮時代末期から大韓帝国までの時期)の甲申政変を主導したキム・オクギュン(金玉均)とパク・ヨンヒョ(朴泳孝)など開化派の精神的発祥地となりました。また1908年にハングル学会の前身である国語研究学会が設立されたところでもあります。毎年ここでは、世界の平和と南北統一を祈願する霊山斎が開かれています。
 

住所: ソウル市ソデムング(西大門区)ポンウォンド(奉元道)山1番地
電話: +82-2-392-3007〜8
ホームページ: http://bongwonsa.or.kr/jp/index.html
行き方: バス7024番に乗車後、終点で下車、ポンウォンサ(奉元寺)まで徒歩5分


TIP
独立の大きな声を聞いた、独立門 ソデムン(西大門)独立公園内に位置するトンニンムン(独立門)は韓国初の西洋式建築物です。一見したところでも、パリの凱旋門に似ていますが、実際にも凱旋門を本来の意味としています。独立というと、まず最初に日本の植民地からの独立を最初に思い浮かびますが、トンニンムン(独立門)は明の使臣を迎えるために西大門の外に建てた迎恩門を壊したことで中国からの自主独立を意味したシンボルとして存在していました。 2009年にソデムン(西大門)独立公園が開場し、トンニンムン(独立門)を自由に使用することができるようになりました。
 

住所: ソウル市西大門区トンイルロ17ギル32-7
電話: +82-2-360-8590
ホームページ:  http://jp.sdm.go.kr/sdm_jpn/jpn/main/index.jsp


4コースから5コースに行く方法
ポンウォンサ(奉元寺)入口でバス7024番に乗車後、ソウル駅バス乗り換えセンターで下車。バス7022番に乗車後、グギ(舊基)トンネル前の韓国古典翻訳院の停留所で下車後、徒歩30分(または韓国古典翻訳院の前で毎時定刻に出発するスンガサ(僧伽寺)シャトルバス利用
コース5 北漢山真興王巡狩碑が守る伝統的名刹、僧伽寺
 

新羅の景徳王15年(756年)に創建されたスンガサ(僧伽寺)は真興王巡狩碑のあるプカンサン(北漢山)碑峰のふもとに位置しています。 かつて新羅時代の高僧元暁大師はプカンサン(北漢山)碑峰ふもとが運気の良い場所であると考え、ここに寺を建てれば国と民の平和と安寧が千年万年繁栄するだろう予測しました。これらの予測に基づいて建てられたお寺がスンガサ(僧伽寺)であり、高麗の僧侶大覚国師イ・チョン(義天)が訪れたという記録と秋史キム・ジョンヒ(金正喜)が宿泊した逸話も伝えられています。プカンサン(北漢山)碑峰で真興王巡狩碑を発見した秋史キム・ジョンヒはこの古刹で7日間滞在し雨に刻まれた文字を解読するのに夢中になったといわれています。
スンガサ(僧伽寺)は朝鮮戦争で全閣がほぼ消失するほどの被害を被りました。寺の薬師殿内に安置された宝物第1000号石造の僧伽大師像と山の頂上に建てられた宝物第215号舊基洞磨崖釈迦如来座像で有名なお寺でもあります。石造の僧伽大師像はインドの高僧で唐の時代に中国に到着し、広く仏教を広めた人物で、彼の功徳を称えるために羅漢像を作り、寺刹の名前もスンガサ(僧伽寺)に変えています。僧伽大師像の左側に世宗大王の王妃である昭憲王后の病気を快復させた泉があります。
薬師殿を上がれば108段の階段が続き、その最後に舊基洞磨崖釈迦如来座像が私達を見下ろすように存在しています。仏教徒が行う108拝には謙譲の意味が込められており、謙虚な気持ちで108階段を登ると巨大な磨崖仏の前に立ちます。そして磨崖仏を眺める瞬間、自分も知らないうちに心が寛大になる感じがするでしょう。仏の慈悲心が心の中に現れたのではないかと自問をしてみます。
 

住所: ソウル市チョンノグ(鍾路区)ピボン4ギル213
電話: +82-2-379-2996
行き方: 地下鉄3号線をキョンボックン駅からグギ(舊基)トンネル方向のバス7022番・7212番に乗車後、イブクオドチョン(以北五道庁)の停留所で下車。徒歩30分。または韓国古典翻訳院の前で毎時定刻に出発するスンガサ(僧伽寺)シャトルバス利用
 


TIP
古刹で一晩泊まって、津寬寺テンプルステイ 高麗第8代顕宗代津寬大師によって創建されたチングァンサ(津寬寺)は昔からブルアムサ(佛巌寺)、サムマクサ(三幕寺)、スンガサ(僧伽寺)とともにソウル近郊の4大名刹に挙げられます。朝鮮時代の太祖はここで敗北した高麗王族の精神を慰めるためにスリュクサ(水陸寺)を創建し水陸大祭を施したといわれています。セジョン(世宗)大王はここに読書堂を建て、ソン・サムムン(成三問)、シン・スクジュ(申叔舟)、パク・ピョンニョン(朴彭年)など集賢殿の学士たちがハングルの創成のための研究をするようになったといいます。
プッカンサン・グンニプコンウォン(北漢山国立公園)内に入っており、美しい自然環境の中にあるチングァンサ(津寬寺)はテンプルステイを体験する絶好の場所です。 新設の韓屋で寺刹の長い歴史と文化を学び、仏教礼式である禅の108拝、鉢盂供養などを経験することができます。

住所: ソウル市ウンピョング(恩平区)チングァンドン(津寬洞)354
電話: +82-2-359-8410
ホームページ: http://www.jinkwansa.org (韓国語)
行き方: ポンウォンサ(奉元寺)入口にてバス7024番に乗車後、ヨンチョン・シジャン(霊泉市場)バス停で下車、バス停に移動し701番のバスに乗車、ハナ高校前で下車。チングァンサ(津寬寺)方向に徒歩20分