ソウル市の名誉観光広報大使を務めている防弾少年団の七人のメンバーが、虹のように多彩なソウルの魅力と楽しみ方をみなさんにおすすめします。自分の感性と好みに合うテーマを選んで、「MY SEOUL PLAYLIST」をつくってみましょう。
ソンブク(城北)洞にある「スヨンサンバン(壽硯山房)」は、「文章講話」、「五夢女」の作品で知られる作家イ・テジュン(李泰俊)の家屋を彼の子孫が1999年伝統喫茶へと開放したものです。ソンブク(城北)洞の美しい風光を背景に、季節ごとに変わる韓屋の風情を満喫することができるとあって、年中人々の足が後を絶ちません。スヨンサンバン(壽硯山房)の代表メニューは、断然カボチャのかき氷です。自家製のカボチャと小豆がたっぷりとかけられており、淡白した味となめらかな食感を与えてくれます。
スヨンサンバン(壽硯山房)
住所 ソウル市ソンブク(城北)区ソンブクロ26ギル8
お問い合わせ +82-2-764-1736
利用時間 火~金曜11:30~18:00/土~日曜11:30~22:00
65年の伝統を誇る「ヨンナム・ソ食堂」(「ソ」は、「立って」の意味)。名前通り、練炭の火の前に立って食べる立ち食い焼肉屋で、単一メニューである牛カルビは数量限定ですが、毎日のように店の前は長い行列ができます。なぜなら、60年を超える歴史の中、ずっと変わらない味を保ってきたからです。そのおかげで、近くは日本に、遠くはアメリカ、イギリスまでソウルのマッジブ(美味しい店)として紹介されたところです。
ヨンナム・ソ食堂
住所 ソウル市マポ(麻浦)区ペクポムロ2ギル32
お問い合わせ +82-2-716-2520
利用時間 火~日曜12:00~20:00
以前は車で混雑していた古い高架橋が、木と照明が調和をなす見晴らしの良い歩行者道路へと生まれ変わりました。そう、「ソウルロ7017」のことです。ソウルロ7017は、1970年に建設されたソウル駅高架橋が2017年に17本の歩行道へと再誕生したという意味を込め、名付けられたものです。花屋、図書館、人形劇場、記念品ショップ、飲食店などの便利な各種施設が設けられており、綺麗なナムサン(南山)と国宝第一号のスンニェムン(崇礼門)、複合文化空間の「文化駅ソウル284」、ソウルの昔の城郭である「ソウルハニャン(漢陽)都城」などのソウルの代表的名所が一つにつながり、ソウルロ7017を歩いて往き来できるようになりました。昼は、道に沿って植えられた2万4千本余りの花と木がビル群と絶妙なハーモニで異色の風景を見せ、夜になると、数百個の照明が点灯され神秘的な雰囲気を演出します。
一方、600年以上にわたってソウルの垣根の役割を果たしたハニャン(漢陽)都城は、現存する世界の都城の中で最も大きい規模と長い歴史を誇ります。ハニャン(漢陽)都城に沿って歩くことができる全長18.627㎞に及ぶ「ハニャン(漢陽)都城ギル」は、昔ながらのソウルの歴史と文化はもちろん、主な観光スポットや温もりある路地裏も経験することができる都心の中のトレッキングコースです。ペガク(白岳)区間、ナクサン(駱山)区間、スンニェムン(崇礼門)区間、イヌァンサン(仁王山)区間などの六つの区間に分かれ、区間別難易度は ウェブサイト で確認できます。ソウルハニャン(漢陽)都城のスタンプツアーが運営されており、四つのスタンプを集めると、完走記念バッジがもらえます。
ソウルロ7017
住所 ソウル市チュン(中)区チョンパロ432
* ナムデムン(南大門)市場、スンニェムン(崇礼門)、ソウルハニャン(漢陽)都城、チュンニムドン(中林洞)など17つの様々な地点から出入り可能(ウェブサイト参照)
お問い合わせ Dasan Call Center +82-2-120
利用時間 年中無休、24時間運営
ウェブサイト https://parks.seoul.go.kr/ (韓国語、英語、中国語、日本語)
ソウルロツーリストラウンジ(総合観光情報センターおよびカフェ)
住所 ソウル中区退溪路33
お問い合わせ +82-2-312-8340, 8676
利用時間 10:00~22:00(5~10月は10:00~21:00)
ソウルハニャン(漢陽)都城
区間案内 ウェブサイト参照
お問い合わせ Dasan Call Center +82-2-120
ウェブサイト seoulcitywall.seoul.go.kr (韓国語、英語、中国語、日本語)
チングァンサ(津寬寺)は千年の歴史を持つソウルの代表的お寺であり、都心からそれほど離れてないにも関わらず、美しい自然と静寂さを感じるため、多くの市民が訪れる場所です。ここでは、訪問客のために心の休養ができるよう多様なテンプルステイを提供しています。大きく分けると、茶道体験や精進料理が味わえる当日型と、蓮の花の形をしたランタン作り体験、礼仏(仏に敬意を表し、自分自身を反省すると共に祈願成就を願うこと)、108拝などの仏教文化が体験できる1泊以上のお泊まり型から選ぶことができます。外国語ができるボランティア団も常駐しているため、外国人観光客の訪問も多いです。
ⓒ Sebastian Schutyser
プカンサン(北漢山)は、ソウル市民にもっとも愛される山の一つで、世界的にも珍しく、都心にある自然公園です。閑静な細道コースから花崗岩が高く聳えている岩壁コースまで、多様な登山ルートがあります。高さ836mのぺグウンデ(白雲台)は、北漢山の最高峰であり、頂上から見下ろすソウルの全景は本当に素晴らしいです。千人余りが座ることができるくらい広々とした一枚岩になっているのが見所です。ここ白雲台まで登る代表コースは、「北漢山城コース」です。北漢山城探訪支援センターから大西門、菩提寺を過ぎる片道3.4km(2時間40分所要)コースで、北漢山城の風情と渓谷の綺麗な景色を満喫することができ、多くの人々が訪れます。
登山の初心者には、北漢山城探訪支援センターから大南門へと続く「大南門コース」(片道5.8km、3時間所要)をおすすめします。北漢山城の主な城門やジュンフンサジ(重興寺址)、北漢洞歴史館などを辿りながら歴史探訪ができる上に、道も緩やかなため、子供も無理なく歩けるコースです。
ⓒ Sebastian Schutyser
北漢山国立公園
住所 ソウル市ソンブク(城北)区ポグンムンロ262(北漢山国立公園事務所)
お問い合わせ +82-2-909-0497
利用時間 3~11月 04:00~17:00 / 12~2月 04:00~16:00
ウェブサイト bukhan.knps.or.kr (韓国語、英語、中国語、日本語)
昔の烽火台は、高い頂上での烽火や煙を利用し、遠いところで起こっている緊急を要する情報を伝達する重要な通信手段でした。現在までナムサン(南山)に残っている烽火台は、全国の烽火台から上がってくる烽火を最終的に集結し、緊急状況を城内に知らせる重要な役割を果たしました。
このナムサン(南山)烽火台では、毎日午前11時から90分間伝統衣装を纏ったポンスグン(烽燧軍:烽火を担当する軍)による烽火台に煙を上げる再現儀式が行なわれます。午後3時からはサムルノリ(杖鼓・太鼓・鉦・銅鑼の4種の打楽器で演奏する農楽)、パンソリ(一人の歌い手と鼓手による韓国の伝統芸能)、伝統武芸などの様々な伝統文化公演を観覧することができます。特に、槍術、剣術などのポンスグン(烽燧軍)が実際に修練した武芸を鮮やかに再現した武芸公演は、アクション映画さながらのスリルに満ち溢れます。凛々しい武士たちが鋭い刀剣で分厚い藁束を切り抜いたり、まるで踊りを踊るようなきらびやかな槍術を披露したりする度に、拍手喝采が起こります。
ナムサン(南山)烽火儀式および伝統文化公演
住所 ソウル市ヨンサン(龍山)区ナムサンゴンウォンギル ナムサン(南山)八角亭広場
お問い合わせ Dasan Call Center +82-2-120
利用時間 ナムサン(南山)烽火台烽火儀式 11:00~12:30/伝統文化公演 15:00~16:00(月曜休み)
国立中央博物館は韓国最大、世界6番目の規模を誇る博物館であり、旧石器時代から近代に到るまでの遺物1万2千点余りを展示しています。屋外庭園では石塔、石灯などの様々な石造美術品を鑑賞できるほか、多様なテーマの特別展示を通じて、韓国の歴史や文化芸術の精髄を発揚しています。博物館の所蔵物を活用した記念品売り場も大変人気が高いです。
国立中央博物館
住所 ソウル市ヨンサン(龍山)区ソビンゴロ137
お問い合わせ +82-2-2077-9000
毎日 10:00‐18:00、定休日:1月1日、ソルラル、秋夕 / 常設展示室の定休日:毎年 4月・11月第1月曜日
ウェブサイト: www.museum.go.kr (韓国語、英語、中国語、日本語)
こざっぱりした韓屋のスペースで、自分の個性を込めた韓国伝統の白磁や生活用の磁器をつくってみることができます。毎月異なるテーマで開かれるワンデークラスでは、初心者も気軽に参加できますので、ブログやインスタグラムから事前予約してください。
ONDO STUDIO
住所 ソウル市チョンノ(鍾路)区プクチョンロ5ナギル114
ウェブサイト blog.naver.com/ondo_studio / www.instagram.com/ondo_studio
PSYの「カンナムスタイル」で一躍有名になったカンナム(江南)は、韓流を先導する多くのK-popスターたちを輩出してきました。多数の大型芸能事務所と芸能人ご用達のお店、ファッションショップがぎっしりと密集されており、カンナム(江南)はもはや韓流ファンには欠かせない必須の観光コースになりました。特に、アックジョンロデオ駅からチョンダム(清潭)交差点につながる1㎞の大通りに造成された「K-star ROAD(韓流スター通り)」には、防弾少年団、EXOなどK-popグループの17つのアートトイが設置されており、ここを訪れる国内外からの観光客が後を絶ちません。防弾少年団のアートトイにはメンバーたちの直筆サインを見ることができるため、「アーミー」たちもよく足を運ぶとか。
K-star Road
住所 ソウル市カンナム(江南)区アックジョンロ343
世界中で人気を集めているグローバル・キャラクター「BT21」に会いたい方は、LINEフレンズ・フラッグシップストアを訪ねてみましょう。モバイルメッセンジャーをベースにしたキャラクターおよびBT21キャラクターのぬいぐるみ、クッション、文房具、衣類など実に様々な種類の製品を販売しています。
LINE FRIENDS L7 ホンデ(弘大)フラッグシップストア
住所 ソウル市マポ(麻浦)区ヤンファロ141
お問い合わせ +82-2-322-9631
利用時間 毎日 11:00~22:00
ウェブサイト https://smartstore.naver.com/linefriends (韓国語)
未来の韓流スターを目指すなら? ホンデ(弘大)にある「ウィダンススタジオ(WE DANCE STUDIO)」で振り付けを習ってみましょう。K-popダンスをはじめ、ヒップホップ、ポップピンなどの多様なダンスを講習し、外国人観光客向けの一日体験プログラムも運営しています。初心者や子供向けのクラスもありますので、電話またはSNSを通じて事前予約してください。
WE DANCE STUDIO
住所 ソウル市マポ(麻浦)区ワールドカップブクロ19 2階
お問い合わせ +82-2-324-7786
利用時間 平日 14:00~22:00
ワークスアウト(WORKSOUT)ホンデ(弘大)ライズ店は、最近ソウルの「ファッションピープル」たちが注目するストリートファッションの編集ショップ(日本のセレクトショップのこと)です。1階から3階にわたる売り場には、アメリカの有名歌手リアーナのコレクションをはじめ、最先端の衣類、靴、雑貨など数多くの品物を取り揃えています。この店の魅力の一つは、弘大特有の自由奔放で芸術的な感性が溢れているということです。主にコンクリートで囲まれたモダンな空間に、ビンテージ家具を改造した陳列台、個性溢れる造形物が演出するハーモニーは、まるでポップアートの展覧会に来ているような気持にさせてくれます。
Worksout ホンデ(弘大)RYSE店
住所 ソウル市マポ(麻浦)区ヤンファロ130 ライズオートグラフコレクション1~3階
お問い合わせ +82-2-337-8334
利用時間 毎日 12:00~21:00
ウェブサイト www.worksout.co.kr (韓国語)
200基の大型コンテナで構成された独特な外観が自慢のコモングラウンド(COMMON GROUND)は、韓国で最初、世界で最大のコンテナ複合ショッピングモールです。トレンディーなファッションブランドショップとホンデ(弘大)、ギョンリダンギル(経理団通り)、カロスギル(街路樹通り)などソウルの有名マッジブ(美味しい店)が集まっており、ファッションとグルメを一緒に楽しむことができます。「ザ・ビアウィーク・ソウル(The Beer Week Seoul)」をはじめ、年間を通して様々なイベントや展示、公演が開かれますので、訪れる前にぜひウェブサイトをチェックしてみてください。
コモングラウンド(COMMON GROUND)
住所 ソウル市グァンジン(広津)区アチャサンロ200
お問い合わせ +82-2-467-2747
利用時間 毎日 11:00~22:00 (3Fフードコートの一部に限り11:00~翌1:00)
ウェブサイト: www.common-ground.co.kr (韓国語、英語、中国語、日本語)
エスプア(Espoir)ホンデ(弘大)メイクアップパブ店は、韓国初の「パブ」型の化粧品売り場(実際に酒類を取り扱っているわけではありません)で、自由奔放な街弘大のラウンジパブを連想させる空間です。自分の肌に最適なカラーが見つかるように、プロのメイクアップアーティストにメイクを施してもらえるカスタマイズ・コンサルティングを提供します。化粧直しなどのサービスもありますので、要チェックです!
エスプア(Espoir)ホンデ(弘大)メイクアップパブ店
住所 ソウル市マポ(麻浦)区ホンイクロ6ギル10
お問い合わせ +82-2-336-1178
利用時間 毎日 12:00~22:00
韓方化粧品ブランドの「ソルファス(雪花秀)」側が運営する「ソルファ・ダンジャン(雪花丹粧)」(丹粧とは、綺麗に化粧する、あるいは美しく装飾することをいう)は、気品が漂う伝統韓服を試着できるサービスを提供しています。朝鮮王朝時代の宮中礼服、士大夫(平民に対する両班階級の呼称)女性の装い、それから女性を描いた最高峰の肖像画として高く評価される「美人図」の中の韓服など、総12着の女性用韓服の中で、好みの衣装を直接選び、試着することができます。韓服を仕上げるノリゲ(女性の装身具)、ピニョ(かんざし)、カチェ(加髢、かつらの一種)など、種々のアクセサリーも取り揃えています。
韓服体験が終わった後は、韓服にふさわしい化粧品をテストしてみたり、屋上のテラスで認証シャットを撮ったりすることも可能です。但し、ウェブサイトからの事前予約が必須ですので、忘れずに!
ソルファス(雪花秀)フラグシップストア ソルファ・ダンジャン(雪花丹粧)
住所 ソウル市カンナム(江南)区トサンデロ45ギル18
お問い合わせ +82-2-541-9270
利用時間 毎日 10:00‐20:00 (第1月曜日、1月1日、ソルラルと秋夕の当日は休み)
ウェブサイト www.sulwhasoo.com/kr/ko/flagship/journey.html (韓国語)
映画「キングスマン」の主人公みたいに、自分だけのオーダースーツがほしくなったら? ビスポーク(Bespoke)洋服店「レリチ(LERICI)」は、ほぼすべての工程を職人が手作業で一つ一つ針仕事をやり、着る人の趣向と体型を繊細なところまで活かしたオーダースーツを仕上げてみせます。
レリチ(LERICI)
住所 ソウル市カンナム(江南)区アックジョンロ75ギル38-5
お問い合わせ +82-2-549-5356
利用時間 火~土曜10:30~19:30、日曜10:30~17:00
ウェブサイト www.lerici.kr (韓国語、英語)
足にぴったり合う靴が必要でしたら、靴工房「ラピアル(Laffiar)」を訪ねてみましょう。優雅で上品なデザインに感覚的カラーを加え、時代や年齢を超えて愛される靴に出会うことができます。革の手入れから細かな飾り一つ一つに到るまで、すべて手作業で行なわれます。
ラピアル(Laffiar)
住所 ソウル市カンナム(江南)区ソンルンロ138ギル18
お問い合わせ +82-2-511-8719
利用時間 月~金曜10:00~19:30/土曜10:00~19:30/日曜・祝日10:00~18:30
ウェブサイト www.laffiar.com (韓国語、英語)
俳優のジョン・マルコヴィッチ、デザイナーのトム・ブラウンのような海外の超セレブたちも訪ねてくるほど、有名なプライベートレストラン「イ・ジョングク104」。全国各地から取り寄せた珍奇な旬の食材と数十年間熟成させたヤンニョム(合わせ調味料、薬味など)を用いて、時間と真心を込めた料理を出してくれます。料理によって鍮器(真鍮製の器)、磁器、木器など、その料理にもっとも合う器に盛りつけるプレイティングには目を奪われます。
イ・ジョングク104
住所 ソウル市ソンブク(城北)区ソンブクロ95-1
お問い合わせ +82-2-747-0104
利用時間 月~土曜 11:30~22:00
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